ごあいさつ

本州四国連絡高速道路株式会社
代表取締役社長
後藤 政郎

本州四国連絡高速道路は、瀬戸内の大動脈として多くのお客様にご利用いただき、その経済効果は瀬戸中央自動車道が開通した1988年から2018年までの31年間の累積で約41兆円と推計される等、瀬戸内のみならず、我が国の経済・社会の発展に大きく寄与してきました。

一方、高速道路を取り巻く環境は、自然災害の激甚化・頻発化や構造物の高齢化により維持管理の重要性が近年益々増大するとともに、自動運転の実用化などモビリティ社会の変革への対応も求められています。また、人口減少や少子高齢化、新型コロナウイルスの影響等、社会環境も大きな変化を見せています。さらに、持続可能な世界を目指すSDGsの取組、脱炭素社会へ向けた動きやデジタル革命の進展等、次世代に向けた新しい潮流も加速しています。

こうした変化や潮流に適応し、持続可能な社会に貢献し続けるために、JB本四高速グループは、インフラを国民が持つ資産として捉え、整備・維持管理・利活用の各段階において、工夫を凝らした新たな取組を実施するという 『インフラ経営』 の視点から、国民の重要な資産である高速道路の潜在力を引き出すとともに、新たな価値を創造し、瀬戸内、ひいては我が国の持続的な発展を支え、SDGsの達成に貢献してまいります。

今後とも、皆様の一層のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。