- 周囲の自然と調和する和風の外観と日本庭園
しまなみ海道のほぼ中央に位置する生口島。ここ瀬戸田町で生まれ育った日本画家・平山郁夫は、美しい瀬戸内の海や島々の緑に抱かれながら豊かな感性をはぐくみました。「平山郁夫美術館」はその生地にある美術館として、平山郁夫が呼吸していたのと同じ空気、匂い、景色を体感しながら作品を鑑賞できます。
「ゆったりと見てほしい」という画家の願いを受けて設計された切妻屋根の平屋建てのたたずまいは、落ち着いた雰囲気を醸しだし、広々とした空間に3つの展示室が設けられています。
第一展示室には、小学校低学年の頃に描かれたクレヨン画や、東京美術学校入学前に描かれた歴史画の模写などが展示され、小さな頃から絵を描くのが好きだったという原点を知ることができます。第二・第三展示室では企画展が開催され、多様な切り口で作品を楽しめます。