ホーム > 瀬戸マーレ vol.5 > インタビュー「瀬戸内と私」
情報誌「瀬戸マーレ」

インタビュー「瀬戸内と私」 Setomare Special Interview 005 Mikako

大三島のステキな魅力を伝えたい

歴ドル(歴史アイドル) 美甘子(みかこ)さん

「歴―っしゅ!」と、元気なポーズを見せてくれる美甘子さん。歴史アイドル、通称「歴ドル」として、テレビや雑誌など多方面で活躍しています。2009年12月に「龍馬はなぜあんなにモテたのか(KKベストブック刊)」を上梓。2010年は、高知県の「土佐・龍馬であい博」のPR大使に任命され、月に1度高知へ出向いています。

歴史に目覚めたのは、小学校4~5年生の頃という才媛ぶり。「生まれ育った愛媛県の大三島は、大山祇神社を初め、島を救った鶴姫伝説や村上水軍など、歴史ロマンのあふれる土地です。
小学生の頃、『郷土クラブ』に入っていて、鶴姫の女性用鎧や、奉納されている兜を見に行ったんですね。その甲冑に血の跡があったりして。武具の留め具が扇の形だ!と、見つけたり、細工が細やかでキレイだな、とか、ワクワクと心が弾みました」と、瞳を輝かせます。

また、坂本龍馬のテレビアニメがきっかけで龍馬のファンになり、同時に歴史への傾倒を深めていきました。「父も歴史が好きなんです。だから、私が龍馬に興味を持ったのがうれしかったようですね。家族旅行で、高知の龍馬記念館へも行きました」。小学校の自由研究では『坂本龍馬の一生』という、イラストと資料入りの冊子を作ったと話します。

中学に入ると史実の本も読むようになり、「文芸作品とは異なった角度から見られるようになって、歴史がもっと楽しくなりました」。特技が、幕末の志士たちの変名や辞世の句を言うこと、という美甘子さん。そんな今ある知識は、「中学のときに得たものがベース」だそう。

そんな美甘子さんが、瀬戸内で特に好きな場所は、やはり大三島。「宗方地方の山から、今治方面の海を臨む、急斜面の絶景。『ふるさと憩いの家』の海水浴場。それに祭りです」。
大三島は祭りが盛んで、「子どもの頃、父が『乱獅子の舞』の骨組を操っていて、その姿がカッコよくて自慢でしたね」。美甘子さんも、2009年夏に『鶴姫まつり』で鶴姫に扮しました。「これからも、大三島の魅力をより多くの人に伝えていきたいです」と夢は大きくふくらみます。


三島水軍 鶴姫まつり
大三島町で毎年7月に行われる「三島水軍 鶴姫まつり」。2009年は、美甘子さんが「鶴姫」に扮し、大山祇神社参道を行列しました。
PROFILE 歴ドル(歴史アイドル) 美甘子(みかこ)さん

美甘子(みかこ)さん

1982年生まれ。愛媛県大三島出身。坂本龍馬など、歴史上の人物をこよなく愛する「歴ドル」として活躍する。NHK高知「発進、龍馬伝」イメージキャラクター。
2010土佐・龍馬であい博PR大使。

ブログ http://ameblo.jp/mikako426/

「龍馬はなぜあんなにモテたのか」
KKベストブック発行

龍馬はなぜあんなにモテたのか

坂本龍馬にまつわる女性を通して、その多面的な魅力を浮き彫りにしています。小学生から大人まで、幕末時代の入門書としても興味深く読める一冊。

TOPに戻る