香川県さぬき市大川町で、餌と環境にこだわる「大山牧場」。オーナーの大山由仁さんは、「うしおじさん」の名前で親しまれながら、ジャージー乳牛を大切に飼育しています。
ここで作られているのは、低温殺菌、ノンホモ牛乳です。脂肪球を均一化するホモゲナイズ加工はせず、乳脂肪に手を加えない「ノンホモ」。搾りたて牛乳のうま味が詰まっています。
そのため、牛乳ビンの口には生クリーム分が固まります。なめらかで、とろりとしたミルクは、牛乳嫌いの子どもでも喜んで飲むことも。栄養たっぷりで、スイーツのような、ほんのり甘い風味に驚きます。
ジャージー種の乳牛は、全国割合1%を切ります。数の稀少性に加え、ホルスタイン種に比べて搾乳量も少ないのですが、そのミルクは濃厚でコクがあり、風味も豊か。味わい深さで、根強い人気を誇ります。元は英国の王室用として改良された品種の、高級ミルクなのです。
- 「うしおじさん」こと大山由仁さん。先代も合わせて、大山牧場の酪農業は60年を越えています
- うしおじさんのノンホモ牛乳、飲むヨーグルト