2016 年 12 月 のアーカイブ

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12月21日(水)の午後、徳島県警察本部 交通部 高速道路交通警察隊、西日本高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路(株)で神戸淡路鳴門自動車道 鳴門北インターチェンジを利用されるドライバーの皆様にチラシや粗品を配布し交通安全への呼びかけを行いました。

また、四国放送ラジオの放送番組内で交通安全キャンペーンの取材があり、徳島県警察本部 交通部 高速道路交通警察隊の田中副隊長に生出演していただき、2016年の徳島県下の交通事故の発生状況や、年末を迎え高速道路を利用するドライバーに向けての安全運転の呼びかけがありました。

そこで、この記事をご覧の皆様にもお願いです。

①高速道路では必ず全席シートベルトを着用してください。
②年末年始には高速道路の通行量が増加し渋滞が発生することがあります。
この場合に追突事故がよく発生しますので、渋滞の最後尾になったときは、ハザードを点灯し後続車に合図をしてください。
また、十分な車間距離をとってスピードも控えめにお願いします。
③この時期、日没が早いので、日没の30分前のライト点灯にご協力をお願いします。
④運転中のスマホや携帯電話の操作は絶対にしないようにしましょう。
⑤もし、交通事故や車の故障の際は、車内で留まることなく、慌てずガードレールの外側などへ移動して、安全な場所から非常電話や警察に連絡をするようお願いします。

車内や車道で待機していると後続車両が突っ込んでくる場合がありますので、くれぐれも用心してください。

※徳島県では12月18日県下全域に交通死亡事故多発警報が発令されました。
年末年始は高速道路の混雑が予想されます。交通ルールを守って、新しい年を笑顔で迎えられるよう心にゆとりをもって安全運転でお願いします。

JB本四高速では、お客様のさらなる安全・安心・快適を目指し、毎年、「高速バス車外広告」を利用した安全PR活動を実施しています。
今年度は、神戸淡路鳴門自動車道・瀬戸中央自動車道・西瀬戸自動車道で、以下の5種類の広告を表示したバス車両が走っていますので、是非探してみてください。

《広告内容について》
①「車両の重量、大丈夫!?」
重量超過車両の通行は橋や舗装に大きな疲労(ダメージ)を与えます。道路の構造の保全や危険防止のため、通行可能車両の重量等が定められていますので、出発前に確認をお願いいたします。詳しくはこちら

高速バス車外広告:車両の重量、大丈夫!?

②「積荷の固定確実に!!」
落下物は落とし主の責任です。落下物に起因する事故も発生していますので、出発前やSA・PA等で積荷の固定の確認をお願いいたします。

積荷の固定確実に!!

③「道路緊急ダイヤル【#9910】」
道路異状(落下物・事故等)を発見したら、SA・PA等の安全な場所に停車後、【#9910】にて通報にご協力をお願いします。24時間通話無料で、JB本四高速の交通管制室へと繋がります。

高速バス車外広告:道路緊急ダイヤル【#9910】

④「高速道路での逆走厳禁!」
逆走は重大事故に繋がる大変危険な行為ですので、万一、降りるインターチェンジ等を間違えてしまっても決して逆走はせず、次のインターチェンジで降りてください。

高速バス車外広告:高速道路での逆走厳禁!

また、さらなる取り組みとして、今年度から「逆走車」への注意喚起を促す広告を新たに掲載しています!

⑤「高速道路での逆走車に注意!」
逆走車のほとんどは追越車線を走る傾向にあります。道路情報板で逆走車の情報を確認したら、速度を落としてください。前を走る車両との間には十分な車間距離をとり、通行帯の最も左側を走行しましょう。
大きな車の後方を走る際は、前方から逆走車があらわれたとしても気付くのに遅れ、重大事故へと繋がる恐れがあります。常に、逆走車への注意を払いながらの運転をお願いします。

高速バス車外広告:高速道路での逆走車に注意!

広告掲出期間や広告掲出台数等、詳しくはこちらをご覧ください。

 11月26日(土)、明石海峡大橋を目の前に臨む「橋の科学館」において、第25回講演会「本州四国連絡橋保全の今 2016 ~200年以上使われる橋を目指して~ 」を開催しました。当日は、本州四国連絡高速道路(株)長大橋技術センター 診断・構造グループリーダー森山 彰氏にお話をいただきました。

 当社の経営理念である、「200年以上の長期にわたり利用される橋」を目指して、点検と保全の概要と本四が開発・使用している維持管理技術についてお話ししていただきました。

 点検と保全の概要では、本四高速の維持管理上の条件を整理した上で、予防保全の重要性を説明していただき、点検方法や保全工事について詳細に説明していただきました。予防保全に基づくPDCAサイクルの説明や普段皆さんが見ることがすくない、様々な点検作業車も紹介していただきました。

 維持管理技術では、ケーブル送気乾燥システムやコンクリート構造物の非破壊検査、ハンガーロープの非破壊検査および補修方法について説明していただきました。また、最新の点検技術として現在神戸大学との共同研究で実施している、非破壊・非接触で遠隔から高精度に検出することが可能な点検方法を紹介していただきました。この点検方法は赤外線サーモグラフィを用いて構造物に生じた亀裂や浮きを検出するもので、実際に聴講者の前で、試験体に入った亀裂を検出してみせていただきました。

 質疑応答のコーナーでは、ハンガーロープにおける塗替塗装方法として紹介していただいた浸漬塗装についての質問や舗装の補修方法についてなど専門的な質問もありました。

 次回講演会は1月21日(土)に、株式会社IHIインフラシステム取締役川上 剛司 氏にトルコ オスマン・ガジ橋(世界で4番目に長い吊橋)を例に吊橋の設計方法や施工について講演いただく予定です。


会場の様子

維持管理の基本的考え方

ケーブル送気乾燥システム

ハンガーロープ補修

赤外線サーモグラフィを用いた
亀裂検出技術の実演

参加者からの
質問に答える森山氏

 

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