平成29年5月13日(土)、明石海峡大橋を目の前に臨む「橋の科学館」において、第28回講演会「~おかげさまで20年 橋のある暮らし~」を開催しました。
 今回の講演会は、2部構成で実施され、第1部の「本四高速道路が果たす役割について」は、当社企画部道路経済課長 下元 俊英 氏より、第2部の「『せとうち美術館ネットワーク』について」は、同社利用促進・お客様サービス部利用促進課長代理 林 綾 氏より、それぞれお話を頂きました。

 第1部では、本州四国連絡橋が完成したことによる交通の変化について、本州四国間の移動の随時性・確実性が高まったことや、移動にかかる時間が短縮されたことで、本州四国間でのヒト・モノの交流が活発になりつつあることを紹介して頂きました。
 また、生活に関わる身近な例として、四国で生産された地鶏やブロッコリー等の農産物が大都市の市場で大きなシェアを占めるようになったことや、明石海峡大橋に添架されている送水管や送電線等の設備が、淡路島の人々の生活を支えていること等も紹介して頂きました。
 第2部では、本四高速のメセナ事業として瀬戸内周辺地域の美術館や博物館などをネットワーク化し、本四高速道路を活用した交流・沿線地域の活性化、こどもの美術鑑賞教育の普及などを目的に実施している、「せとうち美術館ネットワーク」の取組について紹介して頂きました。
 アートの魅力を発信するため、「せとうち美術館ネットワーク」の冊子・HPで参加施設の魅力やモデルコースが紹介されていることや、冊子の共通割引券を使用して鑑賞し、入館チケットの半券とスタンプを集めると、図書カードや参加施設のオリジナルグッズがもらえること等が紹介されました。また、美術鑑賞教育として、せとうち美術館サミットや、親子で美術館を訪問してアートの楽しさを体験するツアーを実施していることも紹介されました。

 次回は、7月29日(土)に、夏休み自由研究教室、「橋の役割」「いろいろな橋を作ろう」を予定しています。

詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.hashinokagakukan.jp/news/shosai.php?id=105


会場の様子

本四間自動車交通量の推移


参加者からの質問に答える下元氏


アートの魅力発信「イチオシ」情報

冊子を使って内容を紹介する林氏