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「美術館に行こう。」-私の美術館体験記 応募作品のご紹介

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美術館体験記 兵庫県・姫路市立美術館

姫路市 矢代Kさん(女性)

訪問日:2010年8月30日

窓を開ければ国宝・世界遺産の姫路城を仰ぐ家に生まれ、育ち、嫁いでもなおすぐそばで暮らしています。

広大な緑の庭園を囲む赤レンガ造りの姫路市立美術館は、姫路陸軍兵器支廠(のち第十師団兵器部)として建築され、戦後は姫路市役所となり、後に美術館として保存利用されています。姫路城、好古園、美術館、県立歴史博物館、そして、少し離れていますが西の高野山と言われる書写山圓教寺が私のふるさと自慢です。

このたびはNHK日曜美術館でも紹介された「酒井抱一と江戸琳派の全貌」に展示替えのたび3度訪れました。特に印象的なのは、白い闇に黒い月と薄が映える「月に秋草図屏風」、赤と緑の楓の対比が美しい「青楓朱楓図屏風」、そして、通り雨に濡れる夏草と秋草を吹き抜ける一陣の風を描いた「夏秋草図屏風」、あまりの素晴らしさに呆然と立ち尽くしてしまいます。抱一の、はかなく優美な「粋」の美学。ぜひ姫路市立美術館にお越しください。

姫路市 矢代さん(女性)

訪問日:2010年8月30日

今回は「生誕250年記念展 酒井抱一と江戸琳派の全貌」の特別展を見に行きました。

これほど多くの酒井抱一の作品が見られる機会もそうそう無いくらい次々と作品を鑑賞でき、行ってみて本当に良かったと思いました。シンプルで洗練された色遣いや構図は秀逸でした。また、抱一の作品だけでなく兄の宗雅、弟子の基一の作品もたくさん見ることができ、江戸琳派の一時代を感じることが出来ました。

会期が違ったため今回の目玉の一つである「夏秋草図屏風」は見られませんでしたが、それでも十分に酒井抱一の作品を堪能することが出来ました!

姫路市立美術館は、國富奎三コレクションで構成された常設展でも有名画家の作品が楽しめます。その上、美術館の庭には複数の彫刻作品があり、そもそも美術館そのものが赤煉瓦のモダンな建物なので、写真撮影のペストスポットでもあります。(姫路城も一緒に撮ることが出来ます)

是非お散歩がてら訪れてみてください♪

岡山市 松成さん(女性)

訪問日:2010年8月21日

姫路市立美術館へ行ったのは良く晴れた夏の日だった。美術館に向かう並木道の緑は、陽の光を浴びてキラキラ輝いていた。

その景色の中、城下街姫路に異国情緒溢れる煉瓦造りの美術館はあった。正面玄関に向かい左右対称に広がる赤れんがのシンメトリーな構造物の姿は白鷺が羽を広げた形と謳われた姫路城に引けをとらない。

美しく整備された芝生と所々に設置された存在感のある彫刻も見物だ。折しもその時のイベントは「フランダースの光~ベルギーの美しき村を描いて」。

そこには太陽の光に育まれ豊かな実りに恵まれた温もりの伝わる世界があった。ベルギーの村を慈悲に満ちた眼差しで美しく描き上げた画家達の感性が伝わってきた。

緑輝く光の中で吸い寄せられるように歩いて来たこと自体がまるで複線だったかのようだ…。遠い国ベルギーに思いを馳せ、美術館を後にした。

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