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「美術館に行こう。」-私の美術館体験記 応募作品のご紹介

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美術館体験記 岡山県・倉敷市立美術

広島市 重藤さん(男性)

訪問日:2012年2月8日

画家が生まれ育った故郷の風土は、その作風にも大きな影響を与えます。倉敷市立美術館で観覧した「ちいさなちいさな遙邨展」は、そのことがとてもよくわかる展覧会でした。

池田遙邨の作品を見ていると、気候温暖で穏やかな瀬戸内に生れ育った遙邨だからこそ、自然に溶け込みたいという気持ちが伝わってきて、思わず絵の中の風景に引き込まれそうな感じがしました。

また、遙邨の絵には、色使いなどから何となく同郷の小野竹喬の作風と共通するものを感じました。遙邨は竹喬を頼って京都に出たとのことですが、作者の人間関係なども踏まえて作品を見ると、より一層楽しめるのでないかと思いました。

色々な画家の作品を見比べることができる展覧会もいいのですが、一人の画家の作品をテーマ毎に紹介する本展のような展覧会は、その作家の生きざまにも触れることができ、大変興味深く鑑賞することができました。

倉敷市 原さん(男性)

訪問日:2011年11月10日

開催中の特別展「共鳴する美術2011-工芸の現在-」「アーティストたちの青春」を観覧に行きました。

一階中央部の階段を上り受付を終えて中に入ると工芸展がありました。中でも入り口付近に展示されていた村松加奈子の京焼の香合や茶碗、豆皿、帯留等の 絵付けは秀逸で、よくもまあこんな小さな器に繊細で華やかな模様が描けたなと魅了されました。

絵画は、画家の19才から38才までの作品が年齢別に展示されていましたが、 同年代の作品でも画家の感性によってこうも表現が違うものかと感心しました。絵画を観終えて出ようとしたら、美術館員の方が「時間があるのなら3階にも展示があるので いかがですか?」と親切に声をかけてくださいました。3階では「池田遙邨の食いしん坊万歳」 という題目で、画伯の食べ物や果物等のスケッチが展示されていました。

普段の絵画とは 異なり何かしら親しみを感じました。皆さんも是非一度、訪れてみてください。

岡山市 犬間さん(女性)

訪問日:2011年5月15日

倉敷市立美術館のコレクションの核である池田遙邨の特別展が開催されているというので行ってきました。そのコレクション数は遙邨本人からの寄贈も含め約8000点にものぼるそうで、ほとんど同館のコレクションのみで遙邨の画風の変遷(まさに遙邨の人生そのもの)を見ていくことができるのですから、それは感動ものです。

また同館の見どころのもう一つが建物自体です。元々昭和35年に倉敷市庁舎として建てられた建物だそうですのでデザイン的には非常にシンプルですが、1・2階中央部の広々とした吹き抜けはたいへん開放感があり、初めから美術館として建てられたものだと言われても、そうかもと思ってしまうほど、違和感がありません。

倉敷美観地区より程近い距離にありますので、倉敷観光に来られた際にはぜひ一度訪れてみられることをお勧めします。

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