櫃石島高架橋(トラス部)で支承交換工事を行いました

この橋梁(橋長:約100m、重さ:約4千トン)は、4基の鋼製支承で支えられており、自動車と鉄道が走る橋梁の支承交換工事としては、過去最大の工事になります。

工事は、最初に四国側の支承2基のそばに4基のジャッキを置き、橋桁を支承位置で3mm持ち上げて、既設の鋼製支承をゴム支承に交換しました。四国側の支承交換完了後、本州側の2基も同様に交換を実施しました。なお、橋桁を持ち上げる作業は、列車走行の安全性から夜間の列車が運行していない時間帯に実施しています。

交換したゴム支承が、地震時に地上から橋桁に伝わる揺れを免震(低減)するため、橋梁全体の耐震性能が向上しました。

瀬戸大橋(海峡部)の耐震補強工事は、平成26年から順次進めており、平成32年度末の完成を目指し、引き続き工事を進めて参ります。