軌陸車を用いた夜間点検を実施しました

瀬戸大橋は道路と鉄道の二階構造となっています。

二階にあたる道路桁が鋼桁部分は、塗装塗替なども考慮して、点検や補修のための専用作業車が道路桁下面に設置されています。一方、塗替塗装の必要がないコンクリート桁部分には専用作業車が設置されていません。

点検作業は、鋼桁下面部分は専用作業車をもちいて日中に行っていますが、コンクリート桁下面部分は列車が運行されない夜間に一階にあたる鉄道桁上面から行う必要があるため、軌陸車という特殊車両をJR四国様にお借りして実施しています。

この軌陸車は、道路上はタイヤにより、鉄道上は鉄輪により走行できる特殊車両であり、写真のように鉄道階のレール上を移動することで、限られた時間内に速やかに橋桁裏側に近接して点検することができます。

なお、点検は毎年順次実施していますが、今年度の点検は櫃石島高架橋の一部において、4~8月の13日間(概ねAM1時~4時)で実施し、無事完了しています。

 

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