Y.Y(2006年入社)
技術系 土木職(技術開発、技術協力)
長大橋・技術部 技術革新・アセットマネジメント課
- 2006年4月
長大橋・技術部 総括・耐震・耐風課 - 2008年7月
今治管理センター 保全課 - 2011年4月
国土交通省 出向 - 2015年4月
鳴門管理センター 保全課 - 2017年4月
国土交通省 出向 - 2020年4月
保全部 保全企画課 - 2022年4月
長大橋・技術部
技術革新・アセットマネジメント課


明石海峡大橋をはじめ、本四高速が管理する長大橋の保全業務を高度化・効率化するための技術開発や研究を行っています。現在は非破壊検査技術を活用して橋の点検を効率化する研究を大学と共同で進めているほか、現場で生じた構造物の変状のうち、解析や実験等の高度な検討が必要な案件について、現場で保全業務を担当する管理センターから引き取って検討を実施。原因分析や補修の方針を定める業務に取り組んでいます。
鋼材の亀裂などを扱う鋼橋疲労の専門チームとしても活動しており、現場から疲労亀裂の疑いのある点検結果の報告があった際には現場に行って自ら応力測定や非破壊検査を行うことも。2年前からは海外業務も担当し、国の発展途上国支援の一環としてコンゴ民主共和国のマタディ橋という吊橋の補修計画や、設計を行う業務にも携わっています。現場での調査からアカデミックな検討や研究活動、海外での支援業務まで、非常に幅広い業務が経験できる部署です。


現場で見つかった課題に対して、自分の知識や経験を生かして解決できた時にやりがいを感じます。もちろん自分一人の力ではありません。周囲の人と議論したり、協力してもらったりする中で最善の方法を探っていく過程にも面白さがあり、そういった場面に数多く出会えるのが技術系社員の醍醐味だと思います。
一つひとつの仕事を通じて、自分自身の成長も実感。海外での業務では、言葉も文化も仕事の進め方も違いますが、これまでの当社での経験やノウハウが十分に活きていることを感じます。現地の方々が我々から学ぼうとする姿勢にも刺激を受けましたし、自分がその国に少しでも貢献できていると実感できることは日々の仕事のモチベーションにもつながっています。
香川県の出身で、瀬戸大橋は身近な存在でした。小学生の頃に瀬戸大橋が開通し、初めて通行した時の感動は今でも忘れられません。大学生になって帰省する時にも瀬戸大橋を利用。自分で車を運転して橋を渡るたびにワクワクしました。
瀬戸大橋の建設プロジェクトに挑む技術者をクローズアップしたドキュメンタリー番組も印象に残っていて、自分もそういった技術者集団の一員になりたいと考えていました。当時は、ちょうど道路関係四公団が民営化する大きな転換期でもあり、高速道路会社として新たなスタートを切るという点への期待もありました。


瀬戸内という素晴らしい地域にある世界規模の長大橋群が仕事のフィールドであることが本四高速最大の魅力だと思います。世界に誇る構造物を舞台に、現場を見たり、調査をしたり、新たな研究に取り組んだりするのは、他ではできないことですから。業務の幅も広いので、いろんなことに挑戦してみたい人にはとてもいい職場です。
会社の規模が大きすぎないので、社員みんなの顔や人となりがわかって風通しがいいところも気に入っています。困った時に相談しやすく、協力し合えるのはとてもありがたい。意見を言いやすく、のびのびと仕事ができる環境が整っています。資格取得や自己研鑽に努める人も多く、私も国家資格である技術士の資格を取得しました。技術の世界は日進月歩で日々学ぶ姿勢が必要ですが、そこもしっかりサポートしてくれていると感じます。


今後の目標は、社内の人にも社外の人にも信頼される技術者になることです。現在関わっている業務を通じて経験やノウハウを積み重ね、橋の専門家として広く社会に貢献したいと考えています。
これからは自分自身の知識や技術の向上はもちろん、世の中の役に立てる技術者の育成にもさらに力を注ぎたい。本四連絡橋をしっかりと次世代に継承し、将来も安心して使い続けてもらうことが私の一番の願いです。
- 9:00
-
出社
メールやその日のスケジュールを確認。
- 10:00
-
打合せ
管理センターや本社内関係部署との打合せ。
- 13:00
-
打合せ
解析や実験等の業務を委託しているグループ会社やコンサルタント、共同研究をしている大学等と打合せ。
- 15:00
-
資料作成
現地調査計画や調査結果のデータ整理・分析、成果の対外発表のための論文等の資料作成。
- 20:00
- 退社
