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瀬戸中央自動車道
2017年3月31日

香川県 女木島(めぎじま)探訪

香川県には、女木島(別名、鬼が島)と呼ばれる島があります。
桃太郎が鬼退治に向かった島としても有名です。

今回はこの女木島をご紹介したいと思います。

女木島へは高松港第一桟橋から、フェリ-に乗船し、島に向かいます。

女木島が「鬼ヶ島」と呼ばれる由縁は、讃岐の国の桃太郎伝説にあります。桃太郎は、吉備津彦命(きびつひこのみこと)の弟・稚武彦命(わかたけひこのみこと)がモデルで、吉備の国から讃岐の国に来た時、土地の住民が鬼の出没に苦しんでいるのを知り、イヌ、サル、キジを率いて鬼を征伐しました。 この鬼は海賊のことだと伝えられています。鬼が住んでいたのが女木島で、桃太郎が鬼を討滅し讃岐に引き上げたところ、追ってきた残党の鬼を退治したことから、高松市北西部にある一地区が「鬼無」という地名になったと言われています。

女木島の港に着くと、バス又はレンタサイクル等で、鬼が島大洞窟に向かいます。距離にして、約2.3㎞です。バスは1日5便ですが、冬期は土日祝等のみの運行となるようです。レンタサイクルは、港にある「おにの舘」にある観光案内所で借りられます。観光案内所の方のお話によれば、徒歩で洞窟まで行く観光客の方もいらっしゃるそうです。

鬼ヶ島大洞窟に到着するまでに、写真のような「鬼の道しるべ」を数箇所で見ることができます。

山頂の駐車場に到着すると、「おにが島」の看板があります。ここからは徒歩で大洞窟に向かいます。

大洞窟に入る前にトイレに寄ろうとすると、なんと鬼の金棒がありました。鬼もトイレを利用するのだろうかと思わせる発想です。

鬼が島大洞窟に向かう途中、鬼の道しるべ
山頂の駐車場
山頂の駐車場
鬼が島洞窟前のトイレ

洞窟前の切符売場では、受付で入洞料を支払い洞窟内へ入ります。受付の方に鬼ヶ島大洞窟について説明をしていただき、大洞窟入口前での記念撮影をしていただきました。

いよいよ、洞窟内に入ります。この大洞窟は紀元前100年頃に造られたものらしく、古代中国の要塞の形によく似ていると言われています。洞窟内では、桃太郎伝説を裏付けるように、たくさんの鬼達がお出迎えです。

DATA 【鬼が島大洞窟 入洞料】
大人(高校生以上 500円)、小人(小・中学生)250円 
障がい者の方250円、65歳以上450円 ※団体割引有り 
問い合わせ先:鬼ヶ島観光協会 087-840-9055

最後は、鬼の頭目である鬼大将が登場します。この大洞窟内の探索は約15分程度かかります。大洞窟内はこの他に、無数の鬼の瓦や菅原道真公をお祀りする鬼ヶ島天満宮があります。菅原道真公は、桃太郎鬼征伐の物語の作者とされ、祭神として洞窟内に祀られております。

大洞窟入口
鬼が島大洞窟内で、鬼がお出迎え
鬼の会議
鬼を従える桃太郎
鬼の頭目 鬼大将
大洞窟の出口。桃太郎になって記念撮影ができます

さて、大洞窟を出ましたら、右に進んでいくと展望台へと向かいます。この展望台から瀬戸内海の絶景が楽しめます。

この女木島の見どころとして、他にモアイ像や日蓮聖人座像などがあります。また港近くは、秋から冬にかけて「オトシ」と呼ばれる強風が吹くため、島の集落には民家の屋根をすっぽり覆うほどの「オオテ」と呼ばれる石垣があります。

桃太郎の鬼退治の世界を体感しに、女木島を訪れてみてはいかがでしょうか。