総延長片道 約6km
今治市街と向かいの大島を結ぶ
来島海峡大橋は、大島側から第一大橋・
第二大橋・第三大橋の3つの吊り橋が
連なっています。
世界初の3連吊り橋で、全長は約4000m。
この巨大な橋の上から急潮流や
渦潮、美しい島々を眺めながら自転車で
往復してきました。
尾道側からスタートする人が多いのですが、今回は一旦、今治側のサイクリングターミナル「サンライズ糸山」まで車でやって来ました。サンライズ糸山には、駐車場(無料)はもちろん宿泊施設やレストラン・売店・トイレなどもあるので便利です。ここで、レンタサイクルを借りて、さぁ出発です!
サンライズ糸山から来島海峡第三大橋はすぐ目の前!でも、第三大橋はとてつもなく大きいので、橋の高さまでグルグルと螺旋状に自転車・歩行者専用ループ橋を上がっていきます。
ちなみに、ループ橋を上っていく途中にある糸山公園内には「来島海峡展望館」があり、来島海峡大橋を含む多島美の絶景を望むことができます。館内には来島海峡大橋の架橋技術を紹介する展示室があるので、橋について少し知ってから行くと、より有意義なサイクリングができるはず。
ループ橋を上りきると目の前に現れた雄大な風景に、いきなりテンションMAX!橋の一番高い所から海面までは、なんと65mもあり、大きな外国航路のコンテナ船がおもちゃのように見えます。はるか下に海を見下ろしながら走るのって気持ちいい。
ここから対岸の大島までは比較的下り坂が多く、爽快な潮風を感じながら余裕のサイクリングになりました。
来島海峡大橋には2カ所(4Aと8P)、海側に張り出した休憩スペースが設けられています。疲れた時には、ベンチに腰掛けてひと休み。来島海峡と大橋の壮大な眺めを楽しんだり、仲間と記念撮影をするのも、イイですよ。
第三大橋を渡り終えた所に、馬島へ降りるエレベーターがあります。自転車と一緒に乗れるようなので、島に降りてみることに。
馬島には、第三大橋と第二大橋を固定する巨大なアンカレイジが置かれていて、そこから来島海峡大橋を見上げると改めて「で、でかい」。海辺に佇んで、行き交う船や潮の流れを見ていると、日々の喧騒を忘れて穏やかな気持ちになりました。
第一大橋を渡りきると、すぐ下に見えるのが道の駅よしうみいきいき館です。新鮮な地元の魚介を揃えた食事処で、特産品市場もあります。大勢で行って七輪バーベキューというのも、いいでしょうね。
今回は一人なので、レストランで新鮮な魚介の定食をいただきました。
またここでは、「来島海峡急流観潮船」の乗船手続きもできます。時間に余裕があれば、日本三大急潮流のひとつ来島海峡の急流と渦潮、今治市の造船所群や村上水軍の居城跡「来島」などを間近に見られるので、観潮船体験を予定に組み込むのもおすすめです。
中央レンタサイクルターミナル(サンライズ糸山)の営業時間内に帰りましょう。
4~9月は20時まで営業しているので、来島海峡大橋の夕景を満喫してから帰るのも良いですね。
途中で立ち寄った馬島からは船が出ており(くるしまフェリー)、小島(おしま)、来島を経由して波止浜港までの船旅を楽しむことができます。 小島には、日清戦争から日露戦争への時代に築かれた芸予要塞が当時のままの姿で残っており、来島村上水軍の本拠地として知られる来島では、急流に囲まれた天然の要塞や柱穴跡など数々の遺構を間近に見ることができ、歴史好きには必見です。サンライズ糸山を出発して、波止浜港から船で来島→小島、馬島を巡り、そこからは来島海峡大橋を通ってサンライズ糸山に戻ってくるコースもおすすめですよ。
船で馬島から小島へ。自転車は持ち込めます。
小島 指令塔跡
来島 石垣遺構
今治市街の波止浜港