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地震による橋体応答の観測結果を解析し、設計法の検証や橋の健全度評価に役立てています。 一例として芸予地震による来島海峡大橋の耐震性の検証例を示します。 |
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来島海峡大橋には、常時及び暴風時の桁とケーブルとの相対変位を抑えるため、本橋中央部にセンタースティ(図1)を設置しています。このセンタースティは、大きな地震力を受けた場合、センタースティロープが破損する前にロッドが破断するように設計されています。
2001年3月に発生した芸予地震(Mj6.7)により、来島海峡第一大橋のセンタースティロッドが破断しました(写真1)。そこで、地震計による地震動観測記録を入力した動的解析(図2、図3)を実施し、来島海峡大橋3橋全てのセンタースティ張力を照査しました。その結果、第一大橋はロッドの破断強度を上回り(図4)、第二、第三大橋は破断強度以内となりました。このことから、第一大橋のロッドのみが破断した現象と解析結果が一致し、解析方法や解析モデルの妥当性が検証できました。
【参考文献】 古家和彦、磯江浩、森幸夫:「芸予地震における海峡部橋梁の被災復旧状況及び橋体の挙動」、本四技報、Vol.26、No.99、pp24-34、
2002.9 古家和彦、磯江浩:「芸予地震による瀬戸内しまなみ海道の被害とその補修」、橋梁と基礎、pp29-34、2003.2 |
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| 図1 本橋中央部のセンタースティイメージ |
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| 写真1 センタースティロッドの破断状況 |
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図2 解析に用いた入力地震動(7A付近) |
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図3 解析モデル(例:第一大橋) |
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| 図4 解析結果(第一大橋センタースティの張力時刻歴) |