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情報誌「瀬戸マーレ」

インタビュー「瀬戸内と私」 Setomare Special Interview 006 Mioro Takimoto

故郷を思い出す尾道で、ドラマに初挑戦

女優 滝本 美織さん

この秋(2010年秋)から始まったNHK連続テレビ小説『てっぱん』で尾道育ちのヒロイン、あかり役を演じる滝本美織さんは、2010年3月に鳥取の高校を卒業した18歳。初のテレビ出演でヒロインの大役を射止めました。
この仕事を通じて初めて訪れたという尾道の印象を尋ねると、「海があって、山に囲まれ、生まれ育った鳥取に似ています」と答えてくれました。
故郷への思いを尾道の町に重ね、体当たりであかり役に取り組む美織さんに瀬戸内の魅力を語っていただきました。

「尾道には情緒あふれる景色がたくさんあって、その中でロケをしました。とくに素敵だったのは、ロープウェイでのぼった千光寺山からの眺めです。
キラキラと光る尾道水道や向島、そして、斜面に家が立ち並ぶ坂を一望することができ、そこに自然と共存しながら生きる尾道の人たちの生活があることを実感しました」。2週間にわたって撮影を行い、すっかり尾道に馴染んだ美織さんには、うれしい出会いがありました。
それは初めて味わった尾道スイーツです。新鮮な魚介類やラーメンは全国的に有名ですが、いまアイスやケーキが観光客の注目を集めています。

「老舗のアイスモナカやクリームぜんざいにハマって撮影の合間に食べるのがとても楽しみでした」と、女の子らしい素顔をのぞかせます。おいしいものに目がないという美織さんですが、今回のドラマは頑固な祖母とぶつかり合いながらお好み焼き屋を開業するというストーリー。大阪のお好み焼きや尾道焼きなど、"食"がもうひとつの顔となります。そんな物語の中であかりをいかに演じるか。そこには、このドラマにかける美織さんの熱い想いがありました。

「"食"は人間にとってとても大事ですが、同時に、家族や仲間と食卓を囲む幸福もかけがえないものだと思います。そんな家族の愛や人と人との絆の大切さを演技を通じて伝えられればと思います。」


女優 滝本 美織さん
連続テレビ小説
『てっぱん』(2010年)

[NHK総合]
(月~土)午前8:00~8:15ほか
出演はほかに、富司順子、安田成美、
遠藤憲一ほか

PROFILE 女優 滝本 美織さん

滝本 美織

1991年鳥取生まれ。2010年に映画『彼岸島』『食堂かたつむり』に出演。
2010年3月に鳥取の高校を卒業、1,424名の応募者の中からヒロインに抜擢され、NHK連続テレビ小説『てっぱん』に出演。

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