HOME > 橋を渡って親子でアート鑑賞 > 第1回 岡山発 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

橋を渡って親子でアート鑑賞

第1回 岡山発 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

施設外観MIMOCA

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(愛称MIMOCA/ミモカ)

橋を渡って親子でアート鑑賞の紹介

さる4月3日(日)に実施した「せとうち美術館ネットワーク 子どものアート感想文スペシャルツアー 橋を渡って親子でアート鑑賞」についてご紹介します。

  • ツアーの目的は、美術館やアートにあまり触れ合う機会がない子どもが美術館に行くことでアートや美術館を好きになってもらうことです。 親子参加型とすることで、アートを好きになった親がオピニオンリーダーとなり、子どももまたリピ一タ一となることを期待しています。 今回のツアーは昨年10月に開催したせとうち美術館サミットの際にも議論され、ネットワーク連携の新規事業として第1回目を岡山発丸亀市猪熊弦一郎現代美術館への親子鑑賞ツアーとして実施しました。 ツアーに参加した子どもさんにはアートを見て感じたことや考えたことを「子どものアート感想文」として提出していただくことを条件に公募したところ、岡山県内の親子13組(子ども19名、大人16名、総勢35名)に参加いただきました。

当日の行程

10:00 岡山駅前発

バスでの活動(めざせ!キュレーター)

11:00 与島PA到着(瀬戸大橋のアンカレイジをのぞいてみよう!)

 (休憩・昼食)

12:30 与島PA発

13:00 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館着

  (展示作品解説鑑賞・バックヤード見学)

15:20 美術館着

17:00 岡山駅前着・解散

当日の様子

大型バス

出発、移動

当日は岡山駅前に集合し、大型バスで丸亀市猪熊弦一郎現代美術館を目指しました。

バスの中での様子

めざせ!キュレーター

移動の車中では現役の小学校教諭であり、現在鳴門教育大学大学院で美術教育学を専攻されている若井ゆかりさんによるワークショップ「めざせ!キュレーター」(キュレーター=学芸員)を参加者一同楽しみました。これは丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の開発した教材に基づくものです。

めざせ!キュレーター

めざせ!キュレーター

鑑賞学習教材(ミモカ・アートカード)を使って物語や自分だけの美術館を作りました。

瀬戸大橋のアンカレイジをのぞいてみよう!

瀬戸大橋のアンカレイジをのぞいてみよう!

途中与島PAでは、瀬戸大橋のアンカレイジの中で橋の歴史や建設・管理技術などを知ってもらう「瀬戸大橋のアンカレイジをのぞいてみよう!」を行いました。

瀬戸大橋のアンカレイジをのぞいてみよう!

瀬戸大橋のアンカレイジをのぞいてみよう!

瀬戸大橋が見える展望台で記念撮影。

鑑賞1

作品解説、バックヤード見学

現在行われている常設展「猪熊弦一郎展」と「杉本博司 アートの起源|建築」を学芸員により解説していただき、その後全員で美術館の裏側(展示されていない美術品などを保管している部屋等)を見る「バックヤードツアー」を行い楽しんでもらいました。

鑑賞2

クイズ

美術館の鑑賞後、美術館や猪熊弦一郎さんについてのクイズを行いました。

記念撮影

鑑賞終了

鑑賞後、施設建物正面にある巨大な壁画《創造の広場》の前で記念撮影。

帰途

帰途

丸亀市から瀬戸大橋を経由して岡山駅までバスで移動・無事解散

今後の展開

参加者からいただいたアンケートや感想からは、「めざせ!キュレーター」「瀬戸大橋のアンカレイジをのぞいてみよう!」「作品鑑賞・バックヤードツアー」すべての活動において満足していただけたようです。
今回、参加した皆さんに喜んでいただけたのは、事前の計画段階から全面協力をいただいた丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)、鳴門教育大学大学院の山木朝彦教授、鳴門教育大学大学院生の若井ゆかりさんら関係者のおかげです。この場をお借りしお礼申し上げます。
今回のツアーは規模も小さく地道な活動ですが、せとうち美術館ネットワークとしての相互連携を深める上での重要な取り組みであると位置づけています。 今後も地域の皆さんに喜んでいただけるよう、ネットワーク関係者一丸となって、子どもの感性や発想力を伸ばす活動を継続していきます。