講評　 鳴門教育大学(美術教育学)　山木 朝彦

石村さんの公開制作の場で作品づくりのお手伝いができたことは，きっと，一生覚えていられるくらい楽しい経験だったと思います。紙を版木から引き剥がすとき，どれほど慎重に紙を持ち上げなくてはならないか，実際に体験できて，ほんとうによかったですね。そして，アーティストは自分の考え通りに作品ができるまで，けっして妥協しないということも学べました。
それに，もうひとつ大切なことを本村さんは学びましたよね。それは，魅力的な絵を魅力的な人が創ることの素晴らしさです。今回の公開制作を通じて，それを実感できたこともよかったと思います。