子どものアート感想文 応募作品のご紹介

展示期間終了のため該当の作品は掲載できませんが、エミール・クラウスの画風を知ることができるサイトの情報を下記に記します

リンク先:エミール・クラウス『冬の果樹園』(大原美術館)

講評1

鳴門教育大学(美術教育学) 山木 朝彦

絵とは不思議なものですね。画家が描いた絵を眺めていると、一度も訪ねたことのない土地で暮らしている誰かが見た景色を自分も時空を超えて、一緒に見ているように感じられることがあります。おそらく,そう感じられるのにはそれなりの理由があるのだと思います。たとえば,それとよく似た風景を見たこという経験が、そういう感覚をもたらしてくれるのでしょう。
ベルギーからフランスにまたがるリス川の風景が、ご自分が暮らしている宍道湖近辺の景色に似ていることに気づいた北脇さんにとって、この絵は生涯,あなたの「名画」として輝き続けるでしょう。