子どものアート感想文 応募作品のご紹介

講評1

三重大学(国語教育学) 守田 庸一

単なるモネの作品紹介ではなく、何に着目していかなる思いを得たのかがよくわかる鑑賞文です。難解な言葉を使わずに書いたことが良かったのでしょう。これからも、美術に接して抱いた気持ちを率直に述べるように心がけて下さい。タッチに注目することで今後どのような鑑賞がもたらされるのか、ますます期待がふくらみます。

講評2

鳴門教育大学(美術教育学) 山木 朝彦

感じたまま、思うままに、楽しく書いた作文だと思いますが、「色づかい」と「タッチ」という二つのキーワードを軸にして、モネの絵の印象と観察して気づいた事柄を上手に結びつけています。二つのキーワードはどちらも、貴裕君自身が絵を描くときに、気をつけていることなのかな。有名な画家も、みなさんと同じように、いろいろと試行錯誤しながら表現方法を探り出します。どんな表現の工夫が絵の中に込められているのか、自分の経験に照らして考えるのも楽しいでしょうね。