HOME > 私の美術館体験記募集! > 美術館体験記応募作品のご紹介 > 岡山県・瀬戸内市立美術館

「美術館に行こう。」-私の美術館体験記 応募作品のご紹介

美術館体験記 岡山県・瀬戸内市立美術館 写真

広島市 重藤さん(男性)

訪問日:2011年9月18日

各地の美術館を訪問する楽しみの一つは、その土地固有の風土に根差した画家とその作品に出会えることです。今回、初めて訪れた瀬戸内市立美術館で開催されている「阿藤秀一郎と佐竹徳展~牛窓へのいざない~」は、まさにこうした楽しみに応えてくれた秀逸な展覧会でした。

以前、私はオリーブ園で太陽の日を浴びて光り輝くオリーブの美しさに感動したことがあります。オリーブ画家と呼ばれていた佐竹画伯が描いたオリーブの絵の前にして、思わず時間の経つのも忘れてしまいそうでした。

見るべき作品を見るべき場所で見たときに得られる至福のひとときでした。また、阿藤画伯の作品はこれまで見たことのない色遣いがとても印象深いものでした。

前面に「日本のエーゲ海」とも称される瀬戸内海を臨み、旧牛窓町役場を有効活用した立地、地域の特産物であるオリーブや海・山など地元の自然環境に焦点を当てた作品収集にも大変感銘を受けました。

東広島市 藤岡さん(女性)

訪問日:2011年3月20日

美術館が好きで、訪れた数多い美術館の中、心に残った場所が岡山の瀬戸内市立美術館です。

牛窓はまだ行った事がないので行こう!と広島からの日帰りの旅。岡山ブルーラインを通り、間もなく瀬戸内市に入るのですが、市役所の階上にある美術館がわからず通り過ぎ少し迷い、駐車場も空きを探すのに少し困りました。

でも、そんな事はたいした事ではなかったと思える位、美術館はステキでした。市役所の3階まで上がり、窓から見える「牛窓の町」の穏やかな瀬戸内の海が目の前に広がり、ゆったりとした空気に時間が止まったよう。絶景が見渡せる美術館でした。その後、牛窓の町へ行き散策。 歴史を感じる古い街並みや建物、とても良かったです。