旧淡路町岩屋は、地域に伝わる歌に「古き御世より歌人の 歌に詠まれし淡路島 その北端の港こそ 千代に動かぬ岩屋港」とあるように古くから数多くの歌人に詠まれています。その中から淡路町に纏わるものを一つ紹介したいと思います。

《来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ》

これは、小倉百人一首に撰歌されている藤原定家が詠んだ歌で、明石海峡を眺める松帆の浦で夕凪に焼いている(干し乾かす)藻塩のように、来ない想い人に恋焦がれているという意があるようです。

わたるレポート「岩屋探訪」

岡山市北区に中山茶臼山古墳という前方後円墳があります。最近では三太郎のCMでも有名な桃太郎がここに祀られているというのです。桃太郎伝説は全国にありますが、吉備津彦命(第7代孝霊天皇の皇子)=桃太郎というのが岡山県では通説となっています。このお墓は現在も宮内庁が管理しているため、立ち入りが制限されていますが、とても厳かな雰囲気を感じることができました。また、“桃太郎の墓”でネット検索すると高松市の桃太郎神社がヒットしますが、どちらが本物か、皆さんの目で確かめてみては?最寄りの駅(JR桃太郎線、吉備津駅)から2km、吉備スマートICから5kmの場所にあり、行楽シーズンに丁度良いスポットではないでしょうか。

これからわたるが各地の旬な話題を「わたるレポート」でお届けします。お楽しみに!

写真:桃太郎のお墓 写真:桃太郎のお墓
JR吉備線の愛称が「桃太郎線」に!

平成28年5月14日(土)明石海峡大橋を目の前に臨む「橋の科学館」において、講演会が開催されました。

当日は、明石工業高等専門学校、都市システム工学科教授の鍋島康之氏から、「橋の仕組みと構造を模型で学ぼう」について講演して頂きました。

発泡スチロールや模型等を用いた説明に加え、参加者の皆様にも実際に教材を使って体験して頂くことで、橋の仕組みや構造が感覚的にとても分かり易く伝わってきました。

橋の構造形式には、桁橋、トラス橋、アーチ橋、斜張橋、吊橋があり、橋の支間長などで使い分けられているといった説明の後、橋毎の特徴を説明して頂きました。

桁橋については、H型の鋼材が何故使用されているのかを普通に説明すると、断面二次モーメントの計算式などの難しい説明になってしまうところ、発泡スチロールの棒を用いた簡単な実験を行い、小さい子供たちにも分かり易く説明して頂きました。

また、三角形を組み合わせて作られている構造のトラス橋については、ハウトラス、プラットトラス、ワーレントラスなど、多くの種類があること、そしてストローとジョイントを使って立体的に構造を勉強するための教材として作成したストローブリッジの紹介をして頂きました。会場では、参加者の方にもストローブリッジの教材が配られました。

吊橋については、明石海峡大橋の約1,000分の1スケールの模型を、会場に来ていたお子さんたちに手伝って頂きながら作成し、その上にプラレールを走らせることで吊橋がどのような動きを見せるかを説明して頂きました。

講演後、参加者から、「橋の形によって寿命に差はあるのですか。」という質問があり、鍋島氏より、「橋の形というより、メンテナンスの頻度による差が大きく、橋はメンテナンスをすればするほど長くもちます。」と回答して頂きました。

次回講演会は9月を予定しています。
7月、8月は、夏休み自由研究教室を開催致します。

 橋の科学館講演会「橋の仕組みと構造を模型で学ぼう」の写真:会場の様子
会場の様子
橋の科学館講演会「橋の仕組みと構造を模型で学ぼう」の写真:ストローブリッジの紹介&配られた教材を手に取る参加者
ストローブリッジの紹介

配られた教材を手に取る参加者
橋の科学館講演会「橋の仕組みと構造を模型で学ぼう」の写真:吊橋の模型にプラレールを走らせる様子
吊橋の模型にプラレールを走らせる様子
橋の科学館講演会「橋の仕組みと構造を模型で学ぼう」の写真:参加者からの質問に答える鍋島氏
参加者からの質問に答える鍋島氏

平成28年5月15日(日)に第25回さかいで塩まつりに本四高速のブースを出店しました。

本四高速ブースでは、わたるバッチのガチャガチャやバーチャル体験のほか、「レゴブロックで長い橋を作ってもらう」コーナーや「わたるの友達を描いてもらう」コーナーを用意し、終日多くの方に参加していただきました。

さかいで塩まつりの写真:レゴブロックコーナー さかいで塩まつりの写真:「わたるの友達を描いてもらう」コーナー
さかいで塩まつりの写真:レゴブロックコーナー さかいで塩まつりの写真:「わたるの友達を描いてもらう」コーナー さかいで塩まつりの写真:「わたるの友達を描いてもらう」コーナー
さかいで塩まつりの写真:レゴブロックコーナー さかいで塩まつりの写真:「わたるの友達を描いてもらう」コーナー さかいで塩まつりの写真:「わたるの友達を描いてもらう」コーナー
さかいで塩まつりの写真:レゴブロックコーナー さかいで塩まつりの写真:「わたるの友達を描いてもらう」コーナー さかいで塩まつりの写真:「わたるの友達を描いてもらう」コーナー

平成28年3月26日(土)、明石海峡大橋を目の前に臨む「橋の科学館」において、講演会が開催されました。

当日は、当社の前身である本四公団で長年ご活躍され、現在(株)オリエンタルコンサルタンツグローバル顧問 辰巳正明氏から、「世界に架ける橋~日本のODAの事例紹介~」について講演して頂きました。

講演は、辰巳氏がこれまで携わった事例のうち4例について、ODAの枠組み、事例国の歴史、現地の自然環境等織り交ぜながら説明して頂きました。現地写真を数多く使用して頂いた資料により、架橋現場の様子がとてもよく伝わってきました。

エチオピアでは、標高1,000mを流れる青ナイル川の渓谷へのアバイ橋建設、標高約2,500mのエチオピア高原道路の改修、急峻な山岳道路の改修を行ったこと。そしてこの現場では、高原地帯に広く分布し、水分を含むと膨張泥濘化し乾燥すると収縮固化するBlack Cotton Soil(黒綿土)対策に直面し、良質土で置き換える等の工法を採用したことなど説明して頂きました。

ウガンダでは、ビクトリア湖から白ナイル川が流れ出る箇所付近にあるダム上の老朽化した狭小な橋梁等の損傷を解消するため、新たにジンジャ橋の建設に参画したこと、バングラデシュでは、耐震基準が改訂されたことに伴い、既存橋改修と新設橋建設に参画したことなど説明して頂きました。

そして、コンゴでは、1983年に完成したマタディ橋のケーブル開放調査(2012年6月)に携わったことを説明して頂きました。
辰巳氏は、1981年、自身が37歳の時に、JICA専門家の一員としてマタディ橋建設のため赴任し、吊橋上部工の施工管理と安全管理を担当したこと、そしてその橋を当時一緒に働いていたコンゴ人技術者が、愛着を持って管理していることなど説明して頂きました。また、この橋には将来、本州四国連絡橋で技術開発され、世界中の吊橋のケーブル防食として使用されている「ケーブル乾燥空気送気システム」を設置することにしたという説明も頂きました。

講演後、参加者から、「鋼橋は、日本で材料調達、製作・組立し、現地国まで輸送しているのか。」という質問があり、辰巳氏より、「1980年代のマタディ橋の建設時は、日本で製作・組立てし、輸送していましたが、最近は、コストの面から現地近隣国の日本メーカー工場で製作・組立、輸送して架設しています。」と回答して頂きました。

次回講演会は5月を予定しています。詳細はこちらをご覧ください。

 
会場の様子 青ナイル川のアバイ橋(右)
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ケーブル開放調査の状況(マタディ橋) 参加者からの質問に答える辰巳氏