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上部工関係

鋼箱桁の送気乾燥システム



【送気乾燥システム設備】
鋼は橋梁の材料として、強く、軽く、加工しやすいなど、他の材料には見られない優れた特徴がありますが、腐食しやすいことが欠点です。

長大橋の箱桁内面の防食対策として、これまでは、鋼材表面に3層の塗装を施していましたが、新尾道大橋では箱桁内面の塗装を行わず、桁内の湿度を鋼が腐食しない程度に保つための送気乾燥システムを採用しました。これは、桁外面に比べて約4倍の塗装面積を有する桁内面の塗装を省略することにより、初期投資および塗替塗装に要する費用を低減することを目的としたものです。

送気乾燥システムは、箱桁内部に送気乾燥システムを配置し、鋼床版Uリブを送気用配管として乾燥した空気を循環させ、箱桁内の相対湿度を60%以下に維持するものです。

この桁内送気乾燥システムは、試験的に採用された事例はありますが、本格的に採用したのは本橋が初めてです。

鋼床版舗装の長寿命化技術


海峡部長大橋の床版には、死荷重を軽くするために鋼床版を採用し、その上面には、基層がグースアスファルト、表層が改質アスファルトの舗装を行っています。そして、その面積は本州四国連絡橋全体で約47万m2あります。

通常、舗装は切削オーバレイや打換えによって補修が行われますが、鋼床版舗装の場合にこれらの方法を用いると高コストとなります。そこで、鋼床版舗装においては、上層の改質アスファルト舗装を適切に保全することにより、下層のグースアスファルト舗装を極力劣化させない方針としています。

このような方針の下、鋼床版舗装の管理にあたり、表面処理工法であるマイクロサーフェシング(以下MS)工法を開発し、舗装の長寿命化を図るようにしています。

ここで、MS工法とは、骨材、急硬性改質アスファルト乳剤、水、セメント、添加剤からなるスラリー状の混合物を、舗装面上に薄く敷きならす工法です。MS本工法の主な特徴は、以下のとおりです。

①常温施工ができる。
②施工速度が早く、早期の交通解放が可能。
③耐用年数を考慮しても経済的である。

【施工状況】

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