- 常設展示室、ホール&企画展示室、陶芸館の建物は、上から見ると四角、三角、丸になっていて遊び心いっぱい ※おにぎり型オブジェは通常展示ではありません
塩江町出身の洋画家・熊野俊一から作品の寄贈を受けて開館した高松市塩江美術館は、美術館には珍しく天窓があります。ヨーロッパの光の中で色鮮やかに映える風景や自然を好んで描いた熊野は、「自然光の中で作品を見てほしい」と強く願い、それが実現したのだとか。微妙に変化する光が作品に表情を与え、現実世界に飛び出しそうな錯覚に陥ります。常設展では、テーマに合わせて熊野作品以外にも川島猛、猪熊弦一郎ら香川ゆかりの作品が鑑賞できるのも魅力です。
また、若手作家の作品やパフォーマンスを紹介するホール&企画展示室、陶芸教室が行われる陶芸館もあり、それぞれ独立した建物になっているのもユニーク。移動がてら中庭のオブジェを眺めたり、ウッドデッキでくつろいだり。近くの塩江温泉に立ち寄るのも楽しみです。