- 10分の1スケールの戦艦「大和」の全長は26.3m。戦艦「大和」には当時からエレベーターも冷暖房も完備されていた
世界最大の戦艦「大和」を建造した海軍工廠の町として、戦後は造船や製鋼の町として近代史に足跡を残した呉。その歴史と未来へのメッセージを体感できるのが大和ミュージアムです。圧巻は10分の1スケールの戦艦「大和」。戦艦「大和」には当時の日本の最先端技術が詰め込まれており、展示では現代に生かされている科学技術や、当時の呉や人々の様子を知ることができます。写真や映像に加え、乗組員の遺書、零式艦上戦闘機六二型や人間魚雷「回天」など実物の資料を見ていると、平和の大切さを感じます。
3階には造船技術を遊びながら学べるスペースやシアター、4階にはライブラリーや展望テラスもあり、子どもから大人まで楽しめます。自衛隊や呉の企業のOBなど科学や歴史の専門知識を持ったボランティアガイドが多く、説明を聞くと理解が深まりますから声をかけてみてください。