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ステキな出会いが待っている 6つの島、訪ね歩き(広島県)

【WILLOWS NURSERY】シンプルなパンケーキ「ミルクバター(780円)」。ボリューム満点だが、ペロリと平らげることができる。

向島

潮騒とハワイアンが混じり合うガーデンカフェは、 焼き上がりを待つ時間すら幸せなひとときに。

尾道市街から、尾道水道をはさんだ向かい側に位置する島。
島の南部にある立花海岸はクリスタルブルーの海に因島大橋が映えて、
フォトジェニックな景観が広がる。

目で、耳で、味わいで
ハワイを感じるカフェ

心地よく聞こえるのは、潮騒とハワイアンミュージック。大きな樫の木が佇むガーデンに置かれたテーブルでは、思い思いにくつろぐ人たちがいる。ここ「WILLOWS NURSERY(ウィローズナーサリー)」は、ハワイアンパンケーキが味わえるガーデンカフェ。広島市出身の平木誠之助さんとユミカさんが、2018年2月に開業した。

やさしい笑顔でお客さまを出迎えてくれる平木夫妻
やさしい笑顔でお客さまを出迎えてくれる平木夫妻。材料にも焼き方にもこだわったハワイアンパンケーキをいろいろなアレンジで提供している。

「僕はウクレレ、妻はフラダンスを趣味としていて、ハワイが大好きだったんです」と誠之助さん。「そのうえ、夫は甘いものが大好き。彼を喜ばせたくて私はお菓子づくりにのめり込み、ハワイアンパンケーキは得意メニューのひとつでした」とユミカさん。そんなふたりが、ユミカさんの祖父母宅があった向島を訪れた際に一目惚れしたのが、立花海岸に面したモダンなヴィラ。ハワイを思わせる青い海を眺めながら、自慢のパンケーキを食べてもらいたい…。そんな夢をカタチにした。
店名は、このヴィラによく似合うアンティークの門扉に刻まれていた英語から付けた。調べてみると、どうやら〝植物園〟のような意味があるらしく、樫の古木がある庭にふさわしいと感じた。

ミルクソフトフロート(マンゴー・660円)
ミルキーなソフトクリームをドリンクにのせた「ミルクソフトフロート(マンゴー・660円)」。
*
ハワイアンパンケーキが人気。味わいはもちろん、立花海岸が目の前に広がる好ロケーションでも人気。

ユミカさんが研究に研究を重ねたハワイアンパンケーキは、注文を受けてから卵を割り、国産小麦粉と混ぜて生地を仕上げる。絶妙の焼き加減にするために、フライパンを置いたガスコンロの火を細かく調整する。「どうしても時間がかかってしまいますが、待ち時間には海を眺めながら、ゆっくり過ごしてもらえたら嬉しいですね」とふたりは微笑む。
樫の木陰のテーブル席に座り、リズミカルに打ち寄せる波音に耳を傾けていると、穏やかな時間に心がゆったりと満たされていく。頃合い良く、パンケーキが焼き上がる。平木夫妻の人柄そのままのやさしい味わいを口いっぱいに頬張れば、幸せな気分に包まれる。食後には立花海岸に降りて、海辺で〝何もしないひと時〟を過ごすのもおすすめ。

*

因島大橋の近くに広がる風光明媚なビーチ。海の向こうには因島が見え、晴れた日には砂浜に座ってゆるりと過ごす人も多い。海岸の周辺には、別荘や飲食店が点在している。

WILLOWS NURSERY(ウィローズナーサリー)

住所/広島県尾道市向島町立花250-4
TEL/ 080-6267-2919
営業時間/12:00~16:30(16:00L.O.)
休み/火曜(祝日は営業)、雨天
駐車場/あり
Instagram/ WILLOWS NURSERY(ウィローズナーサリー)

WILLOWS NURSERY(ウィローズナーサリー)
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因島

のんびりした空気感の因島で
やりたいことに挑戦する
第二の人生を送りたい。

美しい自然と、豊かな伝統・文化に彩られた因島。
ゆめしま海道行きのフェリーも運行している。
因島八十八ヶ所札所巡りなど、パワースポットも点在。

大阪から移住し
レストランと宿を経営

石川県金沢市生まれの太田孔二さんと、因島生まれの陽子さんが出会ったのは大阪府。それぞれ別の調理師学校に通っており、アルバイト先で知り合ったのが馴れ初めだそう。その後、結婚したふたりは大阪を拠点とし、レストランで働きながら3人の子育てに奮闘した。長期休暇には陽子さんの故郷である因島に帰り、いつしか孔二さんにとっても、この島は馴染み深いものになっていったという。

第二の人生を謳歌中の太田夫妻。

第二の人生を謳歌中の太田夫妻。

やがて子育てを終えたふたりは、これから先の人生へと想いを馳せる。「夫婦ふたりになって、自由にやれる!と気付いたとき、のんびりとした因島で第二の人生を送るのも悪くないと考えました。嬉しいことに、夫もそれに賛同してくれたんです」と陽子さん。2013年、因島で「トレ・バンビーニ」を開業した。店を構えた田熊港周辺は、どこかイタリア・ナポリを思わせる旅情を感じさせた。店名はイタリア語で「3人の子どもたち」の意味。太田夫妻が3人の子の親であることに由来している。

料理は旬の食材をふんだんに使っており、ハーブや一部の野菜は自家栽培。「と言っても、家庭菜園程度ですが、都会の店ではできないこと。島ならでは、ですよ」と
ランチタイムには2〜3種から選べるパスタランチ、ピッツアランチが人気。ピッツア生地やパンはいずれも自家製で、野菜や魚介類をふんだんに使った前菜も付いており、ボリューム満点。ディナーは完全予約制で、コース(3600円〜)を用意している。 トレ・バンビーニのパスタ

「ピッツアランチ(1,300円)」。スープ・前菜付き。
「ピッツアランチ(1,300円)」。スープ・前菜付き。

また、太田夫妻はレストランだけではなく、1日1組限定の宿「陽(はる)ちゃんち」も切り盛りしている。宿を始めたきっかけは、娘さんが1年間、南米を旅したこと。「娘が、生存確認のために、旅の様子をブログにアップしていたんです。ドミトリーやゲストハウス、民泊など、カジュアルな宿が素敵だなと思い、宿を始めました」と陽子さんは話す。
レストランと宿の運営で多忙な毎日。「趣味のサイクリングをする時間がないのが悩み。余裕ができたら再開したいなぁ」と顔を見合わせる太田夫妻だ。

「ドルチェセット(550円〜)」
食後の「ドルチェセット(550円〜)」。陽子さんお手製のシフォンケーキなどを提供している。
洗練されたインテリア
洗練されたインテリアと、ぬくもりを感じさせる接客に、ついつい長居してしまう人も多い。

トレ・バンビーニ

住所/広島県尾道市因島田熊町5437-48
TEL/ 0845-25-6246
営業時間/11:15〜14:30(13:45L.O.)(ディナーは完全予約制)
休み/月・火曜
駐車場/あり
HP/ https://3bambini.wixsite.com/innoshima
Instagram/ トレ・バンビーニ

トレ・バンビーニ
陽ちゃんち

最大8名がゆったり泊まれる客室。

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生口島

飲みながら街を歩いて、
生口島の良いトコロを
見つけてほしい!

柑橘栽培が盛んで、特にレモンの生産量は日本一。
さまざまなレモングルメに出会える生口島。
現代アートの作品が点在する「島ごとミュージアム」や、耕三寺などの見所も。

老舗の土産物店を
レモネード専門店へ一新

生口島で最も賑わうのは、耕三寺参道からしおまち商店街にかけてのエリア。界隈には土産物店や飲食店が軒を連ねている。そこにあった一軒、百耕屋(ひゃっこうや)は1975年に開業した土産物店。「妻の祖父母が営んでいたのですが、高齢化により2015年頃から休業状態でした」と話すのは、「HYAKKOYA(ひゃっこや)」の高木洋平さん。10代から飲食業界で料理人としての腕を磨き、美食を求めて全国を渡り歩いた。やがて広島市で出会った物件に心を惹かれ、妻の佐都美(さとみ)さんと洋食屋「ぶると味(み)」を開業。飲食店の激戦区・流川で、連日、予約で満席になる人気店へと育て上げた。

高木さん
「レモンだけではなく、加える水や砂糖にも拘っており、水は季節によって使い分けています」と話す高木さん。
オリジナルレモネード(770円)と名物かりふあタマゴサンド
オリジナルレモネード(770円)とともに味わってほしいのが「名物かりふあタマゴサンド(630円〜)」。出し巻き卵と、特製レモンマヨネーズが絶妙な組み合わせ。
濃厚プレミアムレモネード
約4個分のレモンを使う「濃厚プレミアムレモネード(1,200円)」。濃厚なのに後口スッキリ、1日20杯限定。

一方、高木夫妻が気になっていたのは、百耕屋の行く末だ。観光客が歩く場所に、シャッターが降りたままの店があるのは良くないと考えたふたり。何より、佐都美さんは生口島が大好き。「島に恩返しをしたい」という想いに応えて、洋平さんは、「ぶると味」を閉めて、島で新たな店を開くことを決意した。

提供するのは、日本一のシェアを誇る※瀬戸田エコレモンを使ったメニューという方針を固めた洋平さんは、以降、ここでしか飲めないレモネードの開発に心血を注ぐ。「レモネードは、飲みながら街歩きができます。カップを片手に、生口島の良い景色、良いスポットを探してほしいと思ったんです」と話す。約2年間、1000杯以上の試作を重ねて誕生したのは、短時間で圧力をかけて搾るコールドプレス製法でつくりあげるオリジナルレモネード。皮から抽出された苦味と酸味、果肉がもつ上品な甘味と芳醇な香りが、口にした人を驚かせる感動的な味わいが出来上がった。

※瀬戸田エコレモン…ノーワックス、農薬残留ゼロの、生口島特産レモン。

2023年3月のオープン当初は、1杯770円という価格帯ゆえに苦戦を強いられたが、口コミで評判が広がり、この店を目指してくる人が目に見えて増えいった。「僕らがすごいんじゃない。瀬戸田のレモンがすごいんですよ」と笑顔を弾けさせる高木夫妻だ。

「子どもの頃、ひゃっこうやと言えず、ひゃっこやと呼んでいたことから店名にしました」と佐都美さん。
「子どもの頃、ひゃっこうやと言えず、ひゃっこやと呼んでいたことから店名にしました」と佐都美さん。
店からほど近い場所にあるレモンのオブジェ。レモンの島への訪問記念に、写真撮影をする人が並ぶことも。

店からほど近い場所にあるレモンのオブジェ。レモンの島への訪問記念に、写真撮影をする人が並ぶことも。

世界にひとつだけのレモネード HYAKKOYA(ひゃっこや)

住所/広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田530-3
TEL/ 0845-25-6555
営業時間/11:00~16:00
休み/不定
駐車場/あり
HP/ https://hyakkoya.com
Instagram/ HYAKKOYA(ひゃっこや)

世界にひとつだけのレモネード HYAKKOYA(ひゃっこや)
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Start & Goalも面白い!!しまなみ海道!
尾道市

まちの新たな名物は
物語を秘めた空き家

迷路のように入り組んだ坂道で知られる広島県尾道市の旧市街は、かつて海運や商業で栄えた歴史をもつ。まちは戦災を逃れたため、古い建物が多く残っているものの、車が入れないような狭い路地や急な坂道沿いのエリアでは、近年どんどん空き家が増えていた。その解消に力を発揮しているのが、「NPO法人尾道空き家再生プロジェクト」。これまでに旧市街だけで170軒以上の建物を再生・活用に繋げており、うち20軒をゲストハウスやカフェとして運営している。同プロジェクトが再生・運営している建物は、それ自体が観光客の誘致、移住・定住の促進に貢献しており、ユニークな建物をめぐる建築ツーリズムも開催されている。

ガウディハウス
13年を費やして再生工事を行なった一棟貸しの宿「ガウディハウス」。
尾道ゲストハウスみはらし亭
尾道水道を一望する「尾道ゲストハウスみはらし亭」。
尾道ゲストハウスみはらし亭
大正時代建築の建物が生かされている(みはらし亭)。

尾道ゲストハウス
あなごのねどこ

住所/広島県尾道市土堂2-4-9
TEL/ 0848-38-1005
休み/不定休
駐車場/なし
HP/ https://anago.onomichisaisei.com
Instagram/ 尾道ゲストハウス あなごのねどこ

あなごのねどこ

尾道の町屋文化にふれられる「尾道ゲストハウス あなごのねどこ」。

喫茶部あくび

住所/広島県尾道市土堂2-4-9
TEL/ 050-5240-3127
営業時間/11:00~17:00(16:30 L.O.)
休み/不定休
駐車場/なし
Instagram/ 喫茶部あくび

明治時代の町屋を生かした構造

明治時代の町屋を生かした構造になっている。

ドリンクやスイーツ

ドリンクやスイーツが味わえる。

※掲載価格などは、変更される場合がございます。
※駐車場ありには有料や提携、近隣の公共駐車場も含まれます。

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