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アートトラベラー vol.15

郷土ゆかりの作品にふれる、
緑豊かな美術館

山口県 山口県立美術館

幅広いジャンルのコレクションを鑑賞

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野外彫刻の並ぶ中庭《県美の森》は、四季折々の表情を楽しめます。

山口県にゆかりのある作家の作品を中心に、コレクションが進められてきました。香月泰男の「シベリア・シリーズ」(全57点)、松田正平、小林和作などの洋画、室町時代の雪舟とその後継者である雲谷派の作品、狩野芳崖や松林桂月などの近現代の日本画。
そして福田勝次らを含む戦後日本を代表する数々の写真家のオリジナル・プリントや、植木茂、澄川喜一などの彫刻作品。これら幅広いジャンルの作品を、各テーマごとに企画するコレクション展でご紹介しています。なかでも日本美術は、展示室内の畳に座ってゆっくりとご鑑賞いただけます。
ガラスケースの前に立ち、見下ろすように作品を見て歩くのとは一味ちがった見方を楽しんでいただけます。

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※詳しい展覧会スケジュールにつきましては、山口県立美術館ホームページをご覧いただくか、もしくは事前にお問合せください。

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DATA

山口県立美術館

住所/山口県山口市亀山町3-1
TEL/083-925-7788
開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/月曜日
※祝日・休日の場合は、翌日休館。
※特別展開催中の第1月曜日(ファーストマンデー)は開館。
年末年始、展示替え、館内整備等による臨時休館期間
料金/コレクション展 一般:300円(240円)/学生:200円(160円) ※70歳以上及び18歳以下の方は無料。 ※( )内は20名以上の団体料金。 ※特別展など展覧会によって観覧料金が異なります。

アクセス/
● JR山口駅から徒歩約15分
● [中国自動車道(広島方面より)]山口ICから約15分
● [中国自動車道(九州方面より)]小郡ICから山口宇部道路経由で約15分

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MAP

展覧会情報

奈良大和路のみほとけ ―令和古寺巡礼―

会期:令和6年(2024年)4月12日(金)~6月9日(日)
休館日:月曜日 ※ただし、4月29日、5月6日、6月3日は開館
穏やかな自然に育まれ、悠久の歴史と物語を秘めた「奈良大和路」。はるか1400年の昔から数多くの寺院が建立されたこの地には、静かな慈愛に満ちた“みほとけ”が伝えられています。 そこは會津八一、和辻哲郎、亀井勝一郎など日本を代表する文士が憧れ、巡礼するように訪れた土地でもあり、今なお私たちを惹きつけてやみません。 本展では、法隆寺、東大寺、薬師寺、唐招提寺、大安寺、西大寺をはじめとする古寺の仏像、絵画、工芸品と、奈良を愛した入江泰吉による写真を紹介し、文士たちの言葉が誘う、大和路のみほとけの世界へとご案内します。

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国宝 観音菩薩立像[夢違観音](部分)飛鳥~奈良時代 法隆寺蔵

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重要文化財 如来立像[トルソー](部分)平安時代 唐招提寺蔵

特別展:没後50年香月泰男のシベリア・シリーズ

会期:令和6年(2024年)7月4日(木)~9月1日(日)
休館日:月曜日※ただし、7月15日、8月5日・12日は開館
太平洋戦争への従軍と戦後のシベリア抑留の体験を絵画化した「シベリア・シリーズ」で知られる洋画家、香月泰男(1911-74年)。没後50年を記念して、同シリーズ全57点を一堂に展示し、その画業をたどります。

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香月泰男《青の太陽》 1969年
油彩・方解末・木炭/カンヴァス 山口県立美術館蔵

超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA

会期:令和6年(2024年)9月12日(木)~11月10日(日)
休館日:9月30日、10月21・28日(いずれも月曜日)
多くの人びとを魅了した「超絶技巧」展シリーズの第3弾。金属、木、陶磁、漆、ガラス、紙などの多様な素材に、鍛錬を重ねた技法を駆使して向き合い、新たな領域に挑む17名の現代作家たち。本展では彼らの新作を中心に、そのルーツでもある明治工芸の逸品もあわせてご紹介します。明治工芸のDNAを継承しつつ、独自の美意識を貫く作家たちが繰り出す、驚きの超絶技巧の数々にご注目ください。

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【木彫】前原冬樹
《『一刻』スルメに茶碗》(部分) 朴、油彩、墨 2022年

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タブロイド部門最優秀賞受賞!
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