四国旅行からの帰り道、心に秘めた思いを実現すべく、待ちに待った瞬間。
「鳴門の渦潮」
徳島県鳴門市にあるその神秘の舞台に足を運んだ。穏やかな天気に恵まれ、まさに大自然の奇跡に触れた贅沢なひととき。大鳴門橋の下に広がる美しい景色は世界遺産登録への一歩手前にある。鳴門の渦潮は潮の満ち引きによって生まれる自然現象、春と秋の大潮時には世界一とまで言われる大きな渦潮が形成される。その瞬間は一日の中でも限られており、情熱的な渦巻きと壮大な光景は心を魅了する。

大鳴門橋を渡り、最初に目に飛び込むのは、『淡路島南パーキングエリア上り線』。
ここのパーキングエリアは、私のお気に入りの一つだ。以前の旅行で立ち寄った際、3階のリフレッシュルームに感激したことを覚えている。そのリフレッシュルームは、静かでゆったりとしており、無料で利用できるマッサージチェアや畳コーナーもあって、ドライブの疲労回復に役立った。今回の旅行でも立ち寄りポイントと決めており、淡路島南パーキングエリア上り線の魅力を知ってもらいたいと思う。

この淡路島南パーキングエリア上り線は、まさに非日常の空間。
駐車場に車を止め車から降りると、ドライブ疲れもあったので、4階展望テラスまではエレベーターでGO！

右側壁面に本州四国連絡橋のシンボルキャラクター「わたる」が出迎えてくれて、パシャ☆更に前方を見ると、テラスにもかわいい3体の「わたる」が佇んでいる。大鳴門橋と「わたる」をバックにパシャ☆美しい風景とともに思い出の瞬間を写真に収めることができる。夕陽との撮影は、特におススメ。どの季節でも、その魅力を発揮し、新緑が輝く春には穏やかな夕陽が心地よく心を和ませてくれる絶好の場所♡

そして、お気に入りの3階リフレッシュルームへ。あまりの気持ち良さにウトウト…。心も体もリフレッシュしたら、お腹が空いてきた。

フードコートへ一直線。何を食べようか迷ってしまうほど、どれも美味しそう。前回は『淡路島生しらす丼』を食べた。新鮮で美味しかったな～。ここで、フードコートの奥野料理長に聞いてみた。奥野料理長は、淡路島の洲本市の出身だそうで、笑顔で答えてくれた。

「淡路島の生しらすは、全国漁業連合会より兵庫県プライドフィッシュに認定された日本のオンリーワン商品です。地元淡路島産のしらすを使った鮮度抜群の『淡路島生しらす丼』は、しらす漁解禁日の4月下旬から11月末頃までの季節限定での販売なのです。」

券売機前で悩んでいると、風に運ばれるかのようにカレーの香りが私の鼻をくすぐった。

「淡路島の玉ねぎが有名なことは知られていますが、中でもこの淡路島南パーキングエリアがある南あわじ市産の玉ねぎは、甘くて美味しいです。スパイスの効いたカレーと甘みのある玉ねぎが丸ごとトッピングされた『淡路島玉ねぎ丸ごとカレー』は絶妙のコンビでおすすめです。」

奥野料理長のおすすめもあり、『淡路島玉ねぎ丸ごとカレー』を食べてみると…。さすが、淡路島の玉ねぎは期待を裏切らない。甘く美味しくて、淡路島を満喫できるカレーだった。ごちそうさまでした。

お昼ご飯を済ませると今度は、ソフトクリームコーナーの魅惑的なメニューPOPが目に入った。さっきまでお腹いっぱいと思っていたのに…ついつい心奪われ、立ち止まってしまった。食後の甘いスイーツとコーヒー。やっぱりご当地スイーツだと思い、スタッフの鈴木さん（仮名）に聞いてみた。鈴木さんも、淡路島の南あわじ市の出身だそうだ。

「『淡路島牛乳プリンアラモード』が人気です。淡路島の搾りたて牛乳と国産の新鮮な卵・砂糖のみを使用し、じっくりと焼き上げたプリン。そして、濃厚な淡路島牛乳の中でもグレードの高い、匠淡路島牛乳を使用した匠ミルクソフトが組み合わさった、まさにご当地の食材を満載したスイーツです。淡路島藻塩を使用したワッフルクッキーやラズベリー等もトッピングされており、見た目も可愛くて映えますよ～。写真に撮られている方も多いですね。」

『淡路島牛乳プリンアラモード』を片手に、2階テラスへGO！テラスに出てみると、大きな「わたる」が「やあ！」と私に手を振ってくれている。前回の旅行で、売店で購入した「わたる」のぬいぐるみを家で楽しみながらカスタマイズ。今回、この可愛らしい仲間と一緒に旅行中。包容力のあるBIGな「わたる」とともに更にパシャ☆

テラスの椅子に座り、美しい景色を眺めながら、贅沢なスイーツを楽しむと、幸福な気分に包まれる。心もお腹も満たされた私は、2階に展示してある鳴門百景フォトコンテストの写真パネルと大鳴門橋や渦潮のパネル、動画…そして、淡路島南パーキングエリア限定プリクラ機「たまねぎプリ」に目が留まった。玉ねぎ愛が、すごい！旅の思い出にプリクラ機でもパシャ☆新たな思い出が一つ増えた。

ゆったりとした非日常のひとときを楽しんでいたら、あっという間に、売店コーナーでお買い物を済ませる時が来た。前回購入した「たまねぎスープ」が大評判だったので、これは外せないアイテム。当然、カゴに入れて…。今回は、新玉ねぎも手に入れようと決めていた。物知りなスタッフに、新玉ねぎの料理のアイデアをたくさん教えてもらったので、早速、夕飯のおかずに取り入れてみよう。

今回の旅行先は四国だったけれど、次回の旅行では、淡路島で観光を楽しむ予定だ。親切で笑顔がすてきなインフォメーションのスタッフからおすすめの観光スポットをたくさん教えてもらった。「お気をつけて…」という一言で、心がほっとする感謝の気持ち♡

ここ『淡路島南パーキングエリア上り線』は、賑わいと素晴らしい景観が一体となり、船舶のような建物から、大鳴門橋と鳴門海峡の壮大な景色を一望できる。そして、温かいおもてなしで訪れる人々を迎えてくれる、ほっとできるパーキングエリアだ。ありがとう、また来るね！！