平成29年8月5日(土)、明石海峡大橋を臨むJB本四高速舞子ビルにおいて、平成29年度 橋の日イベント「橋の模型づくり教室」が開催されました。
 このイベントは、兵庫県が主催し、公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター及び当社が共催となり、小学校4年生から6年生までの20名が、高専・高校生の協力のもと、トラス橋、アーチ橋、斜張橋、吊橋の模型づくりに挑戦するという内容です。

 当日は、まず「橋のはなし」を国立明石工業高等専門学校の鍋島先生にして頂きました。
 発泡スチロールや模型等を用いた説明に加え、参加者の皆様にも実際に教材を使って体験して頂くことで、橋の仕組みや構造が感覚的にとても分かり易く伝わってきました。
 橋の構造形式には、桁橋、トラス橋、アーチ橋、斜張橋、吊橋があり、橋の支間長などで使い分けられているといった説明の後、橋毎の特徴を説明して頂きました。

 講義の後は、いよいよ模型づくりに挑戦です。小学生2名と高専生又は高校生3~4名が1チームとなり、橋の模型を2個製作しました。
 用意されたバルサ材、水糸等を使い、設計図どおりの形にカッターナイフで切ったり、接着剤で貼り付けたりしながら模型を作り上げていきました。カラフルな色のケーブルで出来た斜張橋や、花の形にバルサ材を切り抜いたかわいらしいアーチ橋など各チームそれぞれ特色ある橋ができあがりました。

 模型作りの後は、実際に明石海峡大橋の管理路を見学して頂きました。当社スタッフからの注意事項を聞いた後、アンカレイジの中を階段を使って約40mあがって頂きました。
 海上40mの管理路を、恐る恐る歩きながら、午前中に講義で学んだ橋の構造を実際に見て頂いたり、送水管や通信線等が通っていることなど学んで頂きました。

 短い時間ではありましたが、橋の模型作りや明石海峡大橋の見学を通じて、橋の構造や仕組みについて理解、関心を深め、ものづくりの楽しさを実感して頂けたらうれしく思います。

講義「橋のはなし」
講義「橋のはなし」

模型づくりの様子
模型づくりの様子

カラフルな斜張橋
カラフルな斜張橋

花いっぱいのアーチ橋
花いっぱいのアーチ橋

管理路見学の様子
管理路見学の様子