せとうちアラカルト vol.7 | 瀬戸マーレ vol.67

情報誌「瀬戸マーレ」

松山大学（愛媛県）

社会人基礎力育成事業「DOGO Project」

学生と教員が地域の企業等と連携し、地域の活性化を目指す「DOGO Project」。今年度発足したこのプロジェクトでは、経営学部経営学科の学生が、道後温泉で知られる道後商店街のさらなる活性化を目指して活躍中。そこで目をつけたのが、祝儀袋などの飾り紐「水引」。水引は、紙の産地である愛媛県東部の特産品。2025年9月と10月には「人と人を結ぶ」という意味も込めて、この水引細工の製作体験会を同商店街で開催し、県内外の観光客にPRした。学生たちは、水引デザイナー（えひめ伝統工芸士）や道後商店街振興組合とのミーティングを通じて、自らの感性を発揮しつつ企画を立ち上げたと手応えを感じているようだ。今後も継続的にイベントを実施していく予定。

: 道後商店街で行われた水引細工製作イベント

: 経営学科作田良三教授、日原尚吾准教授のもと同学科28人の学生が参加している

広島県尾道市の向島（むかいしま）と因島（いんのしま）を結ぶ因島大橋。本州四国連絡橋のうち、吊橋としては最初に完成した橋です。
そんな因島大橋の特徴といえば、橋の下層部に、自転車・歩行者・原付専用の通路が設けられていること。橋のトラス構造（下層部）の内部にあり、まるで鉄骨の迷路を進むような感覚が味わえます。屋根付きなので、雨の日も快適！
ちなみに編集部のお気に入りスポットは、大浜PA（上り/下り）から徒歩で行ける展望台。間近で眺める因島大橋は、ダイナミックで迫力満点ですよ。

静かな島々を数珠つなぎ
安芸灘とびしま海道コース

広島県呉市と愛媛県今治市の沖合に浮かぶ7つの島を、7つの橋で繋いだ安芸灘とびしま海道。隣接する本州と四国を繋ぐ瀬戸内しまなみ海道ほどは混雑せず、穏やかな雰囲気のなかでサイクリングが楽しめる。基本的には海岸沿いを進むルートだが、橋へのアプローチはそれなりに急勾配だ。呉市の安芸灘大橋を起点に往復約96km走るのもいいが、折り返しの今治市岡村島から、フェリーに乗船してしまなみ海道や四国本土へ渡るのも楽しいだろう。