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- 常設展示室「海賊たちの活躍」
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情報誌「瀬戸マーレ」
戦国時代に活躍した
日本最大の海賊の本拠地
愛媛県 今治市村上海賊ミュージアム
「日本最大の海賊」について学べるミュージアム
「今治市村上海賊ミュージアム」は、2004年に「村上水軍博物館」として開館し、2020年に現在の名称になりました。「海賊」という名称には悪い印象があるため、違和感や抵抗感を覚える方も多いかもしれません。
しかし、「水軍」とは、海上で戦う軍隊、つまり海軍を指す言葉です。もちろん村上海賊も「水軍」として海上での戦いで活躍していましたが、それは彼らの活動の一部にすぎません。平時には、通行料と引き換えに船の安全保障や水先案内を行うなど、海上交通を支えたほか、商人、漁業者、文化人…「水軍」に留まらないさまざまな顔を持っていました。そして、それらは、無差別に略奪行為を繰り返すといった一般にイメージされる「海賊」の印象とはまた異なるものです。
常設展示室では、そのような村上海賊の活動や歴史について、能島（のしま）村上家伝来資料や、城跡からの出土品、模型や映像で紹介しています。
「海軍」の前史にスポットを当てた企画展と特別展
企画展示室では、年に2～3回の主に館蔵品をメインとした企画展と、年に1回の特別展を開催しています。内容は村上海賊に限らず、江戸時代以降の村上家や、その関係者、海賊を取り扱った作品、地域の歴史・文化に関するものなど、さまざまです。この部屋の観覧は無料のため、リピーターの方にもお楽しみいただけます。
わくわく体験コーナーで海賊気分に
「わくわく体験コーナー」では、無料で甲冑・小袖を着ることができる「着付け体験」や、村上海賊PRキャラクター「タイ長」とともに巡る6分間のタイムスリップツアー「戦国時代体験VR」を行っています。こどもだけでなく、大人も体験できるため、家族で村上海賊になりきって、記念撮影も楽しめます。
ミュージアムとあわせて、
潮流体験や能島上陸クルーズも
ミュージアムの向かいにある施設「能島水軍」からは、能島村上氏の城「能島城」跡の周辺をめぐる「潮流体験」の船が出ており、海賊たちが乗りこなした最大10ノット（時速約18km）にもなる潮流を体感することができます。また、土日祝限定の予約制で、能島城跡に上陸できるクルーズもおすすめです。
愛媛県 今治市村上海賊ミュージアム
住所 / 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285番地
TEL / 0897-74-1065
開館時間 / 9:00-17:00（入館は16:30まで）
休館日 / 毎週月曜日（祝日の場合は原則翌日）、年末年始（12月29日～1月3日）
料金 / 一般310円、団体（20名以上）・高齢者（65歳以上）250円、学生個人160円、学生団体（20名以上）130円、
高校生以下または18歳未満 無料
駐車場 / 普通車50台、大型バス等3台（無料）
HP / https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/suigun/
アクセス /
[公共交通機関でお越しの方]
福山駅・尾道駅・今治駅から高速バスおよび島内の路線バスの乗継となります。詳しくはお問い合わせください。
[車でお越しの方]
尾道・本州方面から: 西瀬戸自動車道大島北ICから約3㎞
今治・四国方面から: 大島南ICから約10㎞
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