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- 100年~150年ほど前に、ヨーロッパやアメリカを中心に活躍したアンティーク・オルゴールなどの自動演奏楽器やからくり人形などのコレクションを展示しています。
ROKKO森の音ミュージアムは、神戸市六甲山山頂付近に位置し、1994年7月21日に、オルゴールなどの自動演奏楽器をコレクションする博物館として開館し、今年30周年を迎えました。1996年には、自動演奏楽器の博物館として日本で初めて博物館相当施設(現在は指定施設)に指定されています。六甲山の自然に包まれた同ミュージアムは、神戸市街地からほど近く、車で30分ほどの距離です。コレクションを展示演奏するドイツ風の建物「森の音ホール」は神戸の異国情緒を感じさせます。
コレクションの核となるのは、19世紀~20世紀初頭に欧米で製作された自動演奏楽器です。スピーカーや録音技術がまだまだ不十分だった時代、自動的に音楽を奏でてくれる自動演奏楽器が欧米を中心に人々の生活に潤いを与えていました。作られてから100年以上経過したコレクションもありますが、メンテナンスをしながらコンディションを整えて、毎日開催している「演奏家のいないコンサート」にて、解説付きで演奏しています。オルガン、バイオリン、ピアノなどお馴染みの西洋楽器が自動を演奏する様子は、当時の技術力の高さがうかがえます。また、現在は綺麗な音を奏でる小さな音楽装置というイメージのあるオルゴールは、当時はより良い音楽を手軽に楽しむために技術が高められていました。アンティーク・オルゴールの音楽性豊かな生演奏は、私達のオルゴールのイメージを塗り替えてくれます。
森の音ホールを囲むように造成している「SIKIガーデン~音の散策路~」は約300種の植物の姿が自然に近い状態で鑑賞できるナチュラルガーデンです。春にはスイセンやカマシア、夏はアジサイやユリ、秋は紅葉、冬は雪景色など四季を通じて様々な姿を楽しませてくれます。ガーデン内を散策すると手回しオルゴールやマリンベル、座ると音楽が流れる「音のベンチ」など、様々な音の展示に触れることができます。ベンチやハンモック、カフェテラスなどくつろぎスペースも充実しており、それぞれにゆっくりとした時間を楽しむことができます。一部区間には「野外アートゾーン」が設けられており、野外アート作品が鑑賞できます。また、透明ドーム「SIKIドーム」では、ランチ付きの貸し切りプランもご用意しています。
住所 / 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145
TEL / 078-891-1284
開館時間 / 10:00~17:00(チケット販売終了&最終入場16:30)
休業日 / 毎週木曜日(但し、2025年1月2日、3月20日は営業)
2024年12月31日(火)・2025年1月1日(水・祝)
※祝日など一部期間は木曜日も営業する場合があります
※施設メンテナンスや天候等でイレギュラーに休業する場合はHPにてお知らせいたします
料金 / 大人(中学生以上)1,500円(1,400円)
小人(4歳~小学生)750円(700円)
※( )内は団体(15名以上)の料金です。
駐車場 / 89台
アクセス /
● 〈大阪・三宮方面から〉
阪神「御影」駅 / JR「六甲道」駅 / 阪急「六甲」駅から神戸市バスにて「六甲ケーブル」下車。
六甲ケーブルカーにて「六甲山上」駅下車(10分)、六甲山上バスにて「森の音ミュージアム」下車(5分)
● 〈有馬温泉方面から〉
「有馬温泉」駅から六甲有馬ロープウェーにて「六甲山頂」駅下車(10分)、
六甲山上バスにて「森の音ミュージアム」下車(8分)
● お車の場合
大阪市内から60分程度 神戸・三宮から30~40分程度 有馬から30分程度
「せとうちアート通信」は、「せとうち美術館ネットワーク」参加施設の旬の展覧会情報を紹介するフリーペーパーです。
JB本四高速のSA・PAやネットワーク参加施設などで配布していますので、美術館巡りにぜひご活用ください!
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