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せとうちアートトラベラー vol.18

「自然・建築・アートの共生」を
コンセプトとした「泊まれる美術館」

香川県 ベネッセハウス ミュージアム

2025年2月、展示が新しくなりました

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「南瓜」草間彌生 2022年 ©YAYOI KUSAMA 撮影:山本 糾

ベネッセハウス ミュージアムは、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館しました。瀬戸内海を望む高台に建ち、大きな開口部から島の自然を内部へと導き入れる構造の建物は、安藤忠雄の設計によるものです。
2025年2月に大規模な展示替えが行われ、ベネッセアートサイト直島の活動初期より収集してきたフランク・ステラなど欧米アーティストの主要なコレクション作品を中心に展示しています。

展望ロビーからは高崎山や鶴見岳、由布岳を望めます。
ベネッセハウス 空撮

この場所のために制作された
「サイトスペシフィック・ワーク」

絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどの収蔵作品の展示に加え、アーティストたちがその場所のために制作したサイトスペシフィック・ワークが恒久設置されています。アーティストたちは自ら場所を選び、作品を制作しています。作品は展示スペースにとどまらず、館内のいたるところに設置され、施設をとりまく海岸線や林の中にも点在しています。直島の自然に向き合った、または建築に触発された作品など、美術館の内外に点在するサイトスぺシフィック・ワークと合わせて、自然とアートと建築が融合する稀有な場をつくりだしています。

ベネッセハウス ミュージアム展示風景”
ベネッセハウス ミュージアム展示風景

「泊まれる美術館」でアートに浸るひとときを

ナルシスの庭 写真:森山雅智
文化大混浴 直島のためのプロジェクト 写真:表 恒匡

ご宿泊のお客様向けには、館内に展示している作品をめぐりながら作品解説をお楽しみいただく「ギャラリーツアー」を開催しているほか、23時までベネッセハウス ミュージアムをご鑑賞いただけます。(通常は21時まで)自然の景色や光を取り入れ、時間帯によって表情を変える作品や建築を、心行くまでお楽しみください。

客室には全65室それぞれに異なるアート作品が展示されており、「対話型鑑賞」に触れていただくツールもご用意しております。

皆さまのベネッセハウスでの鑑賞体験がさらに豊かなものになることを願っています。

ベネッセハウス ミュージアム 客室

アートを眺めながら美味に舌鼓

ベネッセハウス ミュージアムには、アートを眺めながらお過ごしいただけるカフェやレストランがございます。
「ミュージアムレストラン 日本料理一扇」では瀬戸内の食材を活かし季節感あふれるメニューを、「ミュージアムカフェ」ではベネッセアートサイト直島の作品をイメージしたデザートなどをご用意しております。作品鑑賞やアートめぐりの合間に、ぜひお立ち寄りください。

2025年は「瀬戸内国際芸術祭2025」が開催され、直島へのご来島を計画される方も多いのではないでしょうか。ベネッセハウス ミュージアムで皆様にお会いできますことを心から楽しみにしております。

ベネッセハウス ミュージアムギャラリーツアー
作品をイメージしたオリジナルデザート

DATA

香川県 ベネッセハウス ミュージアム

住所 / 香川県香川郡直島町琴弾地
TEL / 087-892-3223(9:00~18:00)
開館時間 / 8:00〜21:00(最終入館20:00)
休業日 / 年中無休 ※メンテナンス期間を除く
料金 / オンライン購入 1,300円 / 窓口購入 1,500円
※15歳以下の方とベネッセハウスにご宿泊のお客様は無料
駐車場 / ご宿泊のお客様のみご利用可


アクセス /
● 宮浦港、本村港から直島町営バスで「つつじ荘」下車、徒歩約10~15分、
もしくはベネッセアートサイト直島場内シャトルバス(無料)で約5分、「ベネッセハウス ミュージアム下」下車すぐ

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