東広島市立美術館は「人間と自然の調和のとれた文化の薫り高い学園都市」を目指す東広島市の芸術文化活動の拠点として、1979年6月1日に開館しました。市立美術館としては広島県内で最も古い歴史がありますが、建物の老朽化のため、2020年11月3日に、現在の西条の文化ゾーンに新築移転しました。
新しい東広島市立美術館はJR山陽本線西条駅から歩いて約10分のアクセスです。年間を通して所蔵作品によるコレクション展と東広島市立美術館単独の自主企画展、全国的な巡回展などが開催されています。所蔵作品は主として、近現代の版画、現代陶芸、郷土ゆかりの作品などです。
2025年は春から冬にかけて、三つのコレクション展を企画しています。7月から10月にかけては、生物を透明にし骨格を染色する生物研究のための手法を用いて、ユニークなアート作品に発展させた「冨田伊織 新世界『透明標本』展」、2026年1月には市の公募展「第38回東広島市美術展」、2月から3月には1960年代アメリカを中心に広まった大衆的イメージを現代美術として作品化したアンディ・ウォーホルなどの巨匠たちによる全国巡回展「ポップ・アート 時代を変えた4人」が順次開催されます。
コレクション展はそれぞれ異なる作品とテーマによって構成され、東広島市立美術館の個性的な所蔵作品の数々を楽しむことができます。これも、直接その美術館に行かなければ体験することができない一期一会の特別な美的経験です。
東広島市立美術館の所在する西条は、日本三大銘醸地のひとつでもあります。美術館から徒歩圏内にある西条酒蔵通りを歩けば、まちの歴史と文化を体験することができます。美術館でのアート体験の後は、赤レンガの煙突や白壁の蔵が並ぶ、風情ある街並みの散策もおすすめです。
美術館では美術それ自体で私たちの知性と感性が更新され、人生がリフレッシュされます。同時に美術館があるその地域の歴史と文化を体験することで、人生の豊かさを取り戻すことができます。
この機会に、美術鑑賞とともに先人たちの知恵と技術、そしてその情熱に触れてみてはいかがでしょうか。
住所 / 広島県東広島市西条栄町9番1号
TEL / 082-430-7117
開館時間 / 9:00-17:00(入館受付は閉館の30分前まで)
休館日 / 月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始(12/28~1/4)
料金 / コレクション展:一般300円(240円)/大学生200円(160円)、高校生以下・75歳以上無料※
※特別展観覧料は展覧会ごとに設定しますので、お問い合わせください。
※学生証または年齢が確認できる証明書をご提示ください/( )内は20名以上の団体料金/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けられている方は受付にて各手帳(障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可)ご提示で観覧料無料
アクセス /
[電車] JR山陽本線「西条駅」南口から約400m(徒歩約10分)
[新幹線] JR山陽新幹線「東広島駅」から「西条駅」行バス「中央公園前」下車すぐ(バス約20分)
[自動車]山陽自動車道「西条インターチェンジ」から約10分
※提携駐車場のご利用で2時間まで無料になります。(西条岡町駐車場:全日/東広島市役所駐車場:土日祝日のみ利用)
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