車は、ゆるい上り坂になっているトンネルを走っている。前方が明るくなってきたかと思うと、真っ青な空にモスグリーンの塔が飛び込んできた。本州方面から淡路島へ向かう入口、明石海峡大橋である。 すぐ下には明石海峡が見える。大型客船が、西に向かってゆっくりと航行している。橋の中央付近にさしかかる。このあたりは海上から約100メートル、まさに空の上のドライブ。 だんだんと緑に包まれた淡路島が近づいてくる。近づくにつれ、気持ちが高揚するのが分かる。大きな観覧車が見えてきた。今日の目的地である淡路サービスエリアに到着である。
淡路サービスエリアは、上り(本州方面)と下り(四国方面)を車で自由に行き来出来る構造になっていて、さらに途中にはハイウェイオアシスも併設されている。 最初におじゃまする下りには、24時間営業のフードコート、売店、ガソリンスタンドをはじめ、レストラン、ミスタードーナツ、スターバックス等の専門店が入っていて休日平日を問わず大人から子供まで多くの方が訪れる。 観覧車は、間近で見るととても大きい。高さが65m、15分で1周する。シースルーゴンドラやペットと一緒に乗ることも出来る。乗り場前には子供が遊べるアトラクションやドッグランも併設されている。 約束の時間になったので、淡路市出身の小松さんに話を聞く。
お仕事は何をされているのですか。
売店で働いています。趣味は、ドライブ・寺社仏閣巡りです。
淡路島の魅力について教えて下さい
なんといっても海と山に囲まれた自然ではないでしょうか。進学・就職で年程地元を離れ、転職を機にUターンで地元の淡路市に戻ってきました。 自然やロケーションを最大限に活かし、地元の食材を使った料理やスイーツのお店・様々な施設などが増え、地元民の自分もワクワクするような島になっています。 これからは更に島の魅力が増え続けていくのではないかと思います。
小松さんの一推しの商品を教えて下さい。
各種玉ねぎドレッシングをご紹介いたします。 甘くて美味しさに定評のある淡路島産の玉ねぎを使用、サラダはもちろん、肉料理、パスタにも相性ばっちりです。 数種類取り揃えており、上下のサービスエリアどちらでも購入いただけます。
どんな料理にもマッチし、おいしさアップ間違いなしですね。ありがとうございました。
小松さん
各種玉ねぎドレッシング (売店上り下り)
次は上りへ。 高速道路の本線上にある高架橋を渡るとチェックゲートと呼ばれる場所を通過する。ここで、上下の往来があったことを確認する。 上りには、24時間営業のフードコート、売店、ガソリンスタンドをはじめ、レストラン、Cafe a too等の専門店、淡路島産の野菜の産直コーナー等が入っている。 ここでは、淡路市出身の松帆さん(仮名)に話を聞いた。
お仕事は何をされているのですか。
Cafe a tooで働いています。ドリンク、シュークリーム、ハンバーガー等の製造販売をしています。カフェ巡り、食べ歩きが趣味です。
淡路島の魅力について教えて下さい。
季節により変わる愛らしい花々が間近でみられることや、青空のもと壮大な明石海峡大橋を望むと気分がすっきりします。
松帆さんの一推しの商品を教えて下さい。
Cafe a tooの夏の定番マンゴーを使ったまろやかな味の“シュー”です。 サクッとしたシュー生地に淡路島牛乳を使用したカスタードクリームとマンゴークリーム、果肉がゴロゴロ入った夏季限定のシュークリームです。甘さ控えめで食べやすいです。他にも数種類販売しております。是非ご賞味ください。
見た目、色味がとても食欲をそそりますね。ありがとうございました。
松帆さん(仮名)
マンゴーシュー (Cafe a too/上り)
展望台は、下りより高いところにあるため、見晴らしがよい。日が沈むと、蓄光石が、幻想的な光を放ち、ライトアップされた明石海峡大橋と神戸側の夜景は一見の価値がある。また恋人の聖地は、日が差し込むとハート型の光が映し出される。
展望台から見るライトアップされた明石海峡大橋。
手前は蓄光石
恋人の聖地(上り)
そろそろ帰ろうか。そうそう、淡路インターチェンジから入るとサービスエリアに立ち寄ることが出来ないが、淡路北スマートインターチェンジから入ればサービスエリアに立ち寄る事が出来、買い忘れたお土産も買うことが出来る。 淡路島を後にし、再び明石海峡大橋を渡る。陽は西に傾き、明石海峡は夕日に照らされ、きらきら光っている。明石港から岩屋港へ向かう高速船が白波を立てて進んでくる。建物の姿が徐々に大きくなりトンネルの入り口が見えてきた。 さて次はどこのサービスエリアに行こうか。