
月替わり半田そうめん 「すだち冷やし」 850円
※メニュー内容は月替わりで変更になります。サラダ・ドリンク付き
「四国の食の交差点」をコンセプトとする「heso
salon」では、半田そうめんを使用したメニューも味わえる。
徳島県西部に位置する、つるぎ町半田。車を走らせていると、あちこちに製麺所の文字が見えてくる。清流・吉野川がすぐそばを流れるこの地では、江戸時代からそうめんづくりの文化がある。当時は農業の傍らにつくっていたそうめんだが、現在は半田の名物となっている。
JAS規格(農林水産省)では乾麺の直径の太さが
1.3㎜以下のものが「そうめん」と定められているが、半田そうめんは1.3~1.7㎜と、「そうめん」の規格と比較すると少し太く、こしがあることが特徴。
21の製麺所から成る「半田手延べそうめん協同組合」の理事長を務める、森脇製麺の代表・森脇さんに、半田そうめんの魅力について聞いた。「製造方法や材料については、実は組合で細かい規定は設けていません。だから製麺所ごとに味わいが違っていて、その個性が半田そうめんの魅力だと思っています。食べ比べをして、ぜひお気に入りの半田そうめんを見つけてください」
半田そうめんの名称を守るため、産地協議会から、2003年に初代理事長の小野氏を筆頭に現在の半田手延べ素麺協同組合を設立。
その意志を引き継ぎ、地域ブランドの保護を目的とした「地域団体商標」への登録に取り組んだ。四国では「なると金時」「宇和島鯛めし」などが登録されているが、当初は知名度不足もあり、なかなか登録に至らなかったという。
「組合の中でも「半田そうめん」「半田手延べそうめん」等名称がバラバラだったので、まずは名称を統一化しようと。その次は、知名度アップのために、東京など都市部に行って試食販売もしました。
コロナ禍で難しいこともありましたが、皆さんに半田そうめんの美味しさを知ってほしいという思いで協同組合が一致団結しました」
2022年、三度目の挑戦で努力が実り「半田そうめん」として地域団体商標に登録。「登録が決まったときは本当に嬉しかったですね。これからさらにその魅力を皆さんに知っていただけるきっかけになると思うとワクワクします」。
個性が光る半田そうめんだが、商品規格、原材料、ブレンド配合率等を統一して各製麺所がつくるブランド「入魂」がある。入魂ブランドのそうめんは、特に麺の太さとこしの強さ、風味の強さ、まろやかな口当たりが特徴で、職人たちのこだわりが詰まった逸品だ。
半田そうめんのおすすめの食べ方としては、まずはシンプルに麺つゆで本来の味わいとのど越しを感じてほしい。
トッピングとして徳島県名産のすだちも欠かせない。そうめんといえば夏の風物詩のように思いがちだが、温かい出汁やソースとの相性も抜群だ。
「僕はよく、キャンプに持っていって、パスタのようにレトルトのソースをかけて食べます。
程よい太さでソースにもよく絡むんですよ。茹でるだけで調理も簡単なので、手軽に美味しく食べられるのがいいですね」と森脇さん。個性を大切にする「半田そうめん」、その楽しみ方は無限大だ。
住所/徳島県美馬郡つるぎ町貞光字大須賀11-1
TEL/0883-62-5000
営業時間/8:30-18:00
定休日/第3水曜
駐車場/あり
住所/徳島県美馬郡つるぎ町 半田中藪110-3
TEL/0883-64-3777
営業時間/9:00-18:00
定休日/日曜
駐車場/なし
住所/徳島県三好市池田町サラダ1804-9
TEL/0883-70-0166
営業時間/11:00-22:00 (11:00-18:00 ランチ&カフェタイム、
18:00-22:00ディナータイム、21:15ラストオーダー)
定休日/月曜
駐車場/なし(近隣に有料駐車場あり)