JB本四高速の技術者が道路・橋梁の維持管理技術の向上に協力しています。

アッサラーム・アライクム!(こんにちは!)

今回は、バングラデシュの道路事情について紹介します。現在、国際協力機構(JICA)長期専門家(道路・橋梁維持管理アドバイザー)として、当国の運輸省道路局(写真-1)に勤務しています。道路局は、大都市間を結ぶ国道をはじめ重要地域間を結ぶ州道など全国の幹線道路21,000kmおよび約15,000の橋梁の建設・維持管理を担当しています。この他に、地方局が管理する地方道路が253,000kmあります。

首都ダッカ市内の道路延長は約3,000kmあり、市の全体面積の約10%を占めています。近年の経済成長(GDP6%前後)に伴う車の増加や多数のバス、オートリキシャ(小型三輪タクシー、写真-2)、リキシャ(自転車タクシー、写真-3)が混在している上、交通ルールが守られないに等しい状況であり、交通渋滞が慢性化しています(写真-4)。ちなみに、ダッカ市内の宿舎から勤務先まではわずか10数kmなのですが、朝夕は片道1時間以上かかることも珍しくありません。

現在、日本の援助で新都市交通計画が進められていますが、実現までにはまだまだ時間がかかりそうです。

それでは、また次回!   コダ・ハフェーズ!(さようなら!)

運輸省道路局 オートリキシャ
写真1 写真2
名物リキシャ ダッカ市内交通事情
写真3 写真4