―― JB本四高速の技術者が道路・橋梁技術の向上に協力しています。 ――

バロ・アチェン!(お元気ですか?)
夏の長~いバングラデシュでも、4月は最も暑い月です。炎天下では40度を超えることも珍しくありません。この先、6月から9月にかけては雨期となり、各地で洪水の被害が多くなってきますが、少しずつ、雨の量も多くなってきたこの頃です。
今回は、バングラデシュの地方における道路状況を紹介します。政府道路局が管理する道路は、ダッカ、チッタゴンなど全国を9つのブロックに分けて、維持管理されています。橋梁の大部分は、RC桁橋やベイリー橋と呼ばれる中小規模のものです(写真-1)。
構造物の品質は決して良好とは言えません。写真-2のような状況のものをたくさん見つけることができます。すぐに補修すべきところですが、あまりにも補修すべき橋が多いことと、それに見合う十分な予算がないことにより、なかなか補修が進みません。路面だけではなく、桁、橋脚、橋台なども、残念ながら、大変な状態です。現在、日本政府は、当国の東側の地域にある70橋の改修工事を援助して実施しているところです。
少しでもこの国の道路状況を改善していくために、JB本四高速の技術を活用してがんばっていきます。
それでは、また! コダ・ハフェーズ!(さようなら!)

写真-1 バングラデシュに多いRC桁橋

写真-2 損傷した路面

写真-3 鉄板で補修した路面

写真-4 出張先での会議