11月26日(土)に、明石海峡大橋の舞子側のたもとにある「橋の科学館」において、「橋梁模型コンテスト」が開催されました。

これは、11月18日の「土木の日」に合わせて、毎年11月に開催されているイベントで、将来、土木技術者を目指す若者達を対象として実施する橋梁模型の製作のコンテストです。

当日は、高校生チームが9チーム、高専生チームが1チーム、そして大学生チームが3チームの合計13チームが参加し、各々、橋梁形式やデザインを工夫した個性的な橋が会場に並べられました。

審査は、専門家の方々による「完成度」「技術度」「デザイン性」等の項目について審査されますが、会場を訪れた一般の方々による投票の結果も考慮されています。


参加チームによるプレゼンテーションの様子


会場における審査の様子

そして最後に、橋の上に重さ20kgの重りを乗せた台車を乗せ、橋の上を移動させるという載荷試験を行い、橋の強度を調べるテストを行いました。
このテストの際には、運悪く壊れてしまう橋もありましたが、無事に台車が橋を渡り切ると、会場から安堵の声も上がるなど、スリル溢れる時間でもありました。


20kgの重りを乗せた台車による載荷試験の様子

こうした審査の結果、最優秀賞、優秀賞、特別賞の入賞3点が選ばれました。

これら3点の橋梁模型は、12月1日~28日まで、三ノ宮駅前の地下街にある「花時計ギャラリー」にて展示されています。


最優秀賞 京都大学大学院


優秀賞 神戸市立科学技術高等学校


特別賞 神戸市立工業高等専門学校

なお、当日のコンテストの様子は、翌日の読売新聞と神戸新聞にも掲載されました。