平成27年9月5日(土)、明石海峡大橋と明石海峡を目の前に臨む「橋の科学館」において、講演会が開催されました。
当日、神戸大学大学院 工学研究科 市民工学専攻 教授 森川 英典氏から、「橋梁の老朽化対応の現状とコンクリート構造物の予防保全+神戸大学における市民工学の紹介」について講演して頂きました。
深刻化している橋梁の老朽化状況と対応の現状・課題について概観、また、研究室における取組として、コンクリート構造物の予防保全技術に関する最新の研究事例を紹介して頂きました
神戸大学の市民工学科とは、従来の土木工学を包含した幅広い内容を持つ工学領域を21世紀型の新しいCivil Engineering(=市民工学)としてとらえ、21世紀の市民社会が必要とする「パブリックサービス(安全・安心、自然共生、地域協働、国際協力)」の担い手を志向する学生を求めており、日本の大学で唯一の学科ということなど紹介して頂きました。
終盤には、大学院工学研究科市民工学専攻を学ぶ大学院生から、自らの研究内容、土木を専攻した理由、プライベートな話など紹介して頂きました。
講演会には、小学生の姿もあり、目を輝かせながら熱心に耳を傾けていたようでした。
参加者からは、「インフラの老朽化は世界共通課題であり、国際的な取組み状況を教えてほしい」などの質問がありました。
次回講演会は11月を予定しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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橋梁の老朽化状況 | 会場の様子 |
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学生生活の様子 | 参加者からの質問に答える森川氏 |