平成28年8月18日(木)、明石海峡大橋を目の前に臨む「橋の科学館」とJB舞子ビルにおいて、夏休み自由研究教室「いろいろな橋を作ろう」を開催しました。
 平成28年度の自由研究教室は、7月に引き続き2回目となります。小学校3年生以下を対象とした午前の部と小学校4年生以上中学生以下を対象とした午後の部の2回に分けて実施しました。

 午前の部は、橋の科学館の隣にあるJB舞子ビルで講義と実習を行いました。
 「いろいろな橋」と題して、橋梁の種類や仕組みについて、割り箸と輪ゴムで作った教材を用いるなどして講義しました。講義の途中、紙とコインを使用した実習で各種の橋梁の強度を体感してもらいました。講義の後は、ストローとひねもすジョイントを用いてストローブリッジを作成してもらいました。設計図はありませんので、子どもたちは講義の内容を思い出しながら、各々いろいろな形の橋を作っていました。実習は、親子一緒に行っていただきました。

 午後の部は、三部構成で行いました。第一部は、橋の科学館3Dシアタールームで「わたると探検」の映像鑑賞を、第二部は、午前の部同様にJB舞子ビルで講義と実習を、第三部は、明石海峡大橋の管理路見学を行いました。
 第二部の紙とコインを使用した実習では、紙で作った橋に、みな恐る恐るコインを乗せていました。また、実習後には「桁橋の長さに限界はあるのか」や「安くて強くて長い橋はどれ?」など質問があり、皆さんとても橋に興味を示してくれた様子でした。
 第三部の管理路見学では、まず注意事項を説明し、明石海峡大橋のアンカレイジの中を階段を使い、管理路まで移動してもらいました。こちらは、親子一緒に行っていただきました。いざ扉が開くと、その景色に参加者の皆様は驚きと興奮を隠しきれない様子でした。管理路には送水管、電力ケーブル等が設置され淡路島に水等運んでいることを、また送気乾燥システム前では、ケーブルを錆から防ぐ本四高速の技術について説明させて頂きました。 参加者は普段歩くことの出来ない管理路や、そこからの風景を思い思いに撮影していました。また、JB舞子ビルに戻る際には大人の参加者だけでなく、子どもたち自らアンカレイジや明石海峡大橋を撮影する様子が見受けられました。
 この自由研究教室を機に、身の回りの橋の種類などに少しでも興味をもっていただけたら嬉しく思います。

次回は、9月に講演会を予定しています。詳細はこちらをご覧ください。

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割り箸と輪ゴムを使って橋の仕組みを学びます
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コインは何枚乗せられるかな
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みんな真剣にストローブリッジを作っています
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保護者もお子様も真剣に聞いています
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扉が開くと、これまで見たことのない光景が・・・
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スタッフの説明に熱心に耳を傾ける参加者