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第1回せとうち美術館サミット特別講演
- 日時
- 平成21年7月4日(土)
- 会場
- 岡山国際交流センター
- 講師
- 元筑波大学大学院教授 宮脇 理博士(芸術学)
「いま、美術の教員と、学芸員に求められていること」-定点なき時代の現在、<逆引き>により日本の美術・造形教育の挿話を探る(二十世紀後半の事例)-
この特別講演会は、当ネットワーク事業が取り組んでいる美術教育普及活動について、広く知っていただくため、教育関係者をはじめとして一般の方々にも参加を呼びかけたものでネットワーク参加美術館施設の代表者をはじめ、ネットワークアドバイザーの学識経験者4氏、および一般の方々など、総勢90名の方々の聴講がありました。
講師には、ネットワークアドバイザーの鳴門教育大学大学院 山木朝彦教授の紹介により、芸術教育学の第一人者として「横浜美術館 子どものアトリエ」の創設に深くかかわられた、元筑波大学大学院教授 宮脇 理 博士(芸術学)をお招きし、テーマは「いま、美術の教員と、学芸員に求められていること」 --定点なき時代の現在、<逆引き>により日本の美術・造形教育の挿話を探る(二十世紀後半の事例)--と題するものでした。そして、ご自身の経験、日本の教育の流れ、美術教育のアメリカの事例など多岐にわたる題材を基に、①学校の未来、美術館の未来、②現代社会の地殻変動と学校そして美術館、③教育の質を変えるアートエデュケーション(芸術教育)、④鑑賞教育の未来展望などについて、わかりやすく説明していただきました。
その後の意見交換では、実際の教育現場に携わる教員の方々も加わった活発な議論が交わされました。
今回ご講演いただいた内容は今後のネットワーク事業を行う上でも貴重な資料となり、今後の事業展開に活かしていきたいと思っています。
特別講演の様子
サミットの様子