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せとうち美術館サミット活動記録

第5回せとうち美術館サミット特別講演

瀬戸内地域の美術館相互の連携により、文化芸術の発展と地域の活性化を図るため、2008年10月に6施設で発足した『せとうち美術館ネットワーク』は、現在では48施設に拡大し、事業を展開しています。

「せとうち美術館サミット」は、『せとうち美術館ネットワーク』参加施設の代表者及びアドバイザーである学識経験者が、新規事業や美術館が日頃から取り組んでいる美術教育普及等について意見交換を行う定時総会です。

また、定時総会に併せ、美術教育普及などの演目で特別講演も毎回実施しています。


会場の様子

平成25年11月17日(日)倉敷市立美術館において、第5回目のせとうち美術館サミット特別講演を開催しました。

特別講演には、当ネットワークが取り組んでいる美術教育普及活動をPRするため、教育関係者をはじめとして一般の方々にも参加を呼びかけ、ネットワーク参加美術館等の代表者、アドバイザーの学識経験者及び一般の方々など、約120名の参加がありました。

「美術館で、ひそかに冒険を ~教育プログラムの実験あれこれ~」

講演では、世田谷美術館 主任学芸員 塚田美紀 氏からは、『美術館で、ひそかに冒険を ~教育プログラムの実験あれこれ~』と題して、学校との連携事業のほか、展覧会と演劇やダンスパフォーマンス等の異なるジャンルとのコラボレーションによるユニークな教育プログラム『誰もいない美術館で』という企画での実験的・先進的な取り組みなどをご紹介していただきました。

「地域における美術館の役割とビジョン ~テオ・ヤンセン展におけるアウトリーチ活動をとおして~」

大分市美術館 館長  管 章 氏からは「地域における美術館の役割とビジョン~テオ・ヤンセン展におけるアウトリーチ活動をとおして~」と題して、地域の行政・学校・企業やイベント等と連携した美術館や展覧会に関心をもたせる様々なプロモーション等の活動や、「Needs(ニーズ)」ではなく、「Wants(欲求)」を追求したパフォーマンスや展示内容の追求・検討等について、大分市美術館が企画し大盛況を収めた『テオ・ヤンセン展』での取組みを中心にご講演をいただきました。


特別講演の様子


特別講演の様子