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せとうち美術館サミット活動記録

第6回せとうち美術館サミット特別講演

「せとうち美術館サミット」は、『せとうち美術館ネットワーク』参加施設の代表者及びアドバイザーである学識経験者が、新規事業や美術館が日頃から取り組んでいる美術教育普及等について意見交換を行う定時総会です。

平成26年度の「せとうち美術館サミット」を神戸市内で開催いたしました。

サミットでは、『せとうち美術館ネットワーク』の事業報告を行ったあと、参加施設を代表し、兵庫県立美術館より「教育普及及び活性化プログラム」について事例紹介をいただくなど、活発な意見交換を行いました。  またアドバイザーからは、教育機関と連携した教育普及活動などについてご提言を頂くなど、非常に意義のあるサミットとなりました。


「せとうち美術館サミット」の様子

また、サミットの開催にあわせて、特別講演会も毎回開催しています。 今回もサミット開催日と同日の平成26年11月15日(土)に、兵庫県立美術館において、せとうち美術館ネットワーク特別講演会を開催しました。

特別講演会には、当ネットワークが取り組んでいる美術教育普及活動をPRするため、教育関係者をはじめとして一般の方々にも参加を呼びかけ、ネットワーク参加美術館等の代表者、アドバイザーの学識経験者及び一般の方々など、約130名の参加がありました。

今回の講演講師は、東京国立博物館総務部長 栗原 祐司氏と、兵庫県美術館長 蓑 豊氏のお二方をお招きし、美術館を活用した教育普及事業などの内容で、それぞれご講演いただきました。

『文化観光としての美術館』

東京国立博物館総務部長 栗原 祐司氏からは、『文化観光としての美術館』と題し、自身が博物館運営者として、一方、多数の文化施設を訪問されている自称“ミュージアムフリーク”として、また、就任されている“観光庁MICEアンバサダー”の立場として、博物館・美術館が様々な工夫により、観光資源になりうる可能性についての多角的なご提言を、東京国立博物館等で実施している先進的な取組も含めてご紹介いただきました。

『美術館が宝石箱から公共の広場に』

兵庫県立美術館 館長 蓑豊氏からは、『美術館が宝石箱から公共の広場に』と題し、講師がこれまで海外の美術館を含め数々の要職を歴任された経験を基に、子どもの美術教育の重要性を説くとともに、美術館を作品鑑賞する場だけではなく、美術館を街づくりのシンボルとして、地域にひらかれた美術館を目指す取組みについてご紹介していただきました。


特別講演の様子


特別講演の様子