- ファッション都市神戸のシンボルとして美術館がオープン。ナポレオンの戴冠式の大儀礼服はこの美術館のために復元された。
神戸ファッション美術館は、ファッションをテーマにした日本唯一の公立美術館です。衣食住遊をファッションととらえ、その魅力を紹介し、学びや発表の場を提供しています。なかでも圧倒されるのが展示室。ファッションを多様な切り口で紹介する特別展示と、特別展示のテーマに沿って収蔵品を展示するベーシック展示を開催。収蔵品は18世紀から現在までの西洋衣装約9000点、70カ国以上の民族衣装、アクセサリー、バッグ、靴など貴重なものばかりで、西洋衣装の変遷を紹介するコーナーでは頭から足まで当時のファッションを360度どこからでも眺められます。また見逃せないのが、絵画に描かれた皇帝ナポレオンと皇妃ジョゼフィーヌの戴冠式の服。当時の型紙がフランスに残っており、同じ材料で復元され、豪奢な装飾にため息が出ます。
ライブラリーも充実しています。国内外の衣食住遊に関する蔵書や珍しい海外のファッション雑誌が閲覧自由。テキスタイルの図案や100年ぐらい前の生地見本は実際に触れることができ、美しさに見惚れます。