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せとうちアートトラベラー vol.17

広大で自然豊かな「県民の森」が
包み込む美術館

徳島県 徳島県立近代美術館

美術を中心とした県民文化の振興を図ります

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カスケードテラスへ出ると、美しい緑にあふれています

徳島県立近代美術館は、徳島市郊外に位置する「文化の森総合公園」内に、1990年11月3日に開館しました。同公園の中には、美術館のほかにも博物館や図書館、文書館など、さまざまな文化施設があります。大自然に囲まれながら、豊かな文化や歴史、芸術と触れあえる憩いの場となっています。

展望ロビーからは高崎山や鶴見岳、由布岳を望めます。
三宅克己〈ハンプステッド・ヒース(ロンドン)〉
1930年 徳島県立近代美術館蔵

「人間」をテーマにした近現代美術作品を展示

徳島県立近代美術館は、「人間像」「現代版画」「徳島ゆかり」というキーワードに沿って、国内外の優れた近現代美術を所蔵しています。パブロ・ピカソやパウル・クレーの絵画、ヘンリー・ムーアの彫刻、戦前から戦後に至るまで活躍した徳島県出身の洋画家・伊原宇三郎や、水彩表現の開拓者ともいわれる三宅克己らの多彩な作品が揃っています。これらの作品を、年間を通じて順次入れ替えを行う所蔵作品展を通して紹介しています。また、年に数回開催する特別展では、所蔵作品展では紹介しきれない分野や作家、作品をテーマとして取り上げています。美術好きの方だけでなく、県内外のさまざまな方々から関心を持っていただけるよう努めています。

パウル・クレー〈子供と伯母〉1937年徳島県立近代美術館蔵
パウル・クレー〈子供と伯母〉1937年
徳島県立近代美術館蔵

誰もが楽しめる美術館を目指して

徳島県立近代美術館は、誰にでも開かれたユニバーサルミュージアムを目標にしています。一般向けの展示解説や講座、制作を体験するワークショップ、作家によるトーク、こども向けの鑑賞教室、手話通訳付きの展示解説、見えない人や聞こえない人とともに参加するワークショップなど、さまざまな催しを行っています。多くの人々が楽しく過ごし、親しみを感じていただける美術館を目指しています。

参加型事業「てみるの時間」2025年度からスタート

来年度から、アートに関する新しいことを"やってみる"をコンセプトに、新たな普及事業として「てみるの時間」がスタートします。制作活動をしている方だけでなく、アートに少しだけ興味があるという方でも、さまざまなプログラムからやってみたいものを自由に選び、参加することができます。今年度も、プレ事業として3つのプログラムを実施しています。美術館とみなさんが一緒にいろいろ"やってみる"ことで、徳島から生まれる表現がさらに豊かになっていくことを願っています。

参加型プレ事業「てみるの時間」
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DATA

徳島県立近代美術館

住所/徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
TEL/088-668-1088
開館時間/9:30~17:00
休館日/月曜日(祝日・振替休日は開館し、翌日休み)、年末年始(12月29日~1月4日)
※展示替えなどのため休館することがあります。
料金/所蔵作品展 一般200円(160円)、高校生・大学生100円(80円)、小学生・中学生50円(40円)
※( )内は団体(20名以上)の料金です。
※特別展は展覧会ごとに料金が異なります。
駐車場/446台

アクセス/
● JR徳島駅から
徳島市営バス「文化の森」行き直通バスにて「文化の森」下車(約18分)
徳島市営バス・徳島バスにて「園瀬橋」下車(約16分)+徒歩(約10分)
● JR牟岐線「文化の森」駅から徒歩(約35分)
● お車の場合
徳島南環状道路/文化の森ICより公園内へ。
(※上八万・一宮方面からは、南環状道路経由ではお越しになれません。)

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MAP

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