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情報誌「瀬戸マーレ」

ぐるグルわたる

これぞ本場の「海軍カレー」!

ハンドルネーム「夏のひまわり」さんからの投稿です。
「広島県江田島市にある海上自衛隊幹部候補生学校と第1術科学校。旧海軍兵学校をそのまま使用した、歴史的にも重要な建物です。施設内では元教官の案内で90分コースの見学もでき、その後は名物の海軍カレーを食べにレストラン江田島へ。海軍では昔から金曜日にカレーを食べていたとか。とってもマイルドで美味。これぞ本場の海軍カレー。思わず敬礼!」。

瀬戸内海の多島美と江田島・海上自衛隊

「海軍カレーとは、いかなるもの?」と、興味津々のぐるわた特派員一同。早速、江田島へと向かいました。

広島港から江田島・小用港に向かう高速船に乗り込んで、瀬戸内の島々と泡立つ波に旅情気分を満喫すること25分。さあ、海上自衛隊・第1術科学校へ。

正門には、ピシッとした制服姿の隊員さんの姿があり、テンションも上がります。見学もぜひ体験したい!と、元教官の方の案内で、施設内の建造物を90分間たっぷりと味わってきました。

旧海軍兵学校の遺産、赤レンガの生徒館
旧海軍兵学校の遺産、赤レンガの生徒館。イギリス調の建物は、レンガの赤と御影石の白のコントラストが美しい

赤レンガの建物に歴史を感じるひととき

旧海軍兵学校生徒館、現在の「幹部候補生学校庁舎」は、赤レンガが美しい圧巻の建造物です。明治26年に海軍兵の生活と教育のため、イギリス人の設計により建築されました。古鷹山を背景に、松の木も彩りを添えています。この古鷹山へは、訓練で駆け足で登ることもあるそう。

赤レンガの横には、堂々とした風格の「大講堂」が建っています。この建物は、入校式や卒業式などの儀式に使われています。

さらにギリシア神殿風建物の「教育参考館」では、海軍の歴史に関する約1万6千点の資料が保存され、そのうち約千点が展示されています。勝海舟の書や海軍将校の書、特攻隊員の遺書など貴重な歴史を前にして、平和な世の中を願う気持ちが強く湧き上がりました。

総御影石の大講堂
総御影石の大講堂。ここで式典などが行われる

大理石寝殿造りの教育参考館
大理石寝殿造りの教育参考館。旧海軍関係の資料など約16,000点が保存されている

金曜は海軍カレーの日

見学の後は、いよいよ「レストラン江田島」にて海軍カレーを注文です。

口に入れると、昔懐かしくてコク深いマイルドな味。かつての海軍では、長い海上勤務で曜日の感覚がなくなってしまうため、金曜日にはカレーを食べることにしていたそう。今でも、海上自衛隊では毎週金曜日はカレーライスを食べるとか。レストラン江田島でも、金曜の日替わり定食はカレーがメインだそうですよ。

施設内では海軍珈琲やレトルトカレーなども販売していて、お土産に購入できます。バンダナや手ぬぐい、ピンバッジなど気になる雑貨も見つけて、買い物タイムも楽しめました。

名物 海軍カレー
名物 海軍カレー。現在も海上自衛隊では、毎週金曜日はカレーライスを食べるそう
●レストラン江田島

住所/江田島市江田島町国有無番地
TEL/0823(42)5557
営業時間/午前11時~午後8時
休み/なし。但しGW、年末年始は不定休
アクセス/江田島・小用港が最寄港。高速船は広島港(宇品港)から出航、小用港まで25分。フェリーは広島港から切串港に到着、約30分。呉港から小用港へのフェリーもあり。
※個人の見学(19名以下)は当日受付。見学無料。所要時間は90分。開始時間は平日と土日で異なる
URL/http://www.mod.go.jp/msdf/onemss/kengaku/
問い合わせ/海上自衛隊 第1術科学校 総務課 広報係 0823(42)1211(内線2016)「平日の午前8時30分~正午、午後1時~4時45分におかけ下さい」

海軍カレーの具は肉とタマネギ
海軍カレーの具は肉とタマネギ。食べやすい甘めの濃い味で、あつあつルーがグッド
●のうみ海の駅

係留施設8隻、艇長30ftまで利用可のマリーナ。
釣り桟橋、長瀬ビーチ、日帰り温泉施設などがあり、ロッジと共に食事や買い物が楽しめます。


住所/広島県江田島市能美町中町
TEL/0823(45)2335(能美海上ロッジ)
営業時間/午前7時~午後9時(日帰り利用は午前10時~午後10時)
休み/不定。6月(2日間) 12月(2日間)
URL/http://www.noumi-lodge.com/

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