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情報誌「瀬戸マーレ」

インタビュー「瀬戸内と私」 Setomare Special Interview 003 Kana Kurashina

大鳴門橋を渡るときの風景が好きです

女優 倉科 カナさん

NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」のヒロイン、倉科カナさん。徳島を舞台に、編集者・浜本波美の成長を、ウミガメのモチーフと共に描いたストーリーで奮闘しています。「徳島は、自然がキレイで人もあたたかくて。主人公の波美ちゃんの郷里、美波町では、伊勢海老のお刺身やミソ汁をごちそうしていただきました」と笑顔になります。

撮影で訪れた、美波町指定の天然記念物である「笹見のムクノキは、とっても神秘的でした。ちょうど雨が降ってきて、緑に霧が被るのが幻想的で」と話します。また、「徳島市内の眉山ロープウェイは、ロケで何度も往復しました。次は、朝日か夜景を見てみたいですね」とも。「撮影のための移動で、明石大橋や大鳴門橋を渡るときは、寝ないで車窓の風景を楽しむんです。海がキレイで・・・」とうっとり。「渦潮もじっくり見てみたい」と、自然を愛する心を大事にしています。

ドラマでは、ヒロインの波美と自分が似ている部分が多いそう。「波美ちゃんは、明るくて元気な上に、粘り腰で頑固で強気でもあるんです。前へ前へと進もうとしてジタバタする。ドンくさいところもあるけど、前向きで楽しくがんばっている。すごく自分に重なります」

実は、倉科さんは、NHKのオーディションを5回受けています。「これって、かなり粘り強い方だと思います。どうしても、このお仕事がしたくて」。
愛らしい笑顔の中に、芯の強さと、不思議な魅力を感じます。

「変わらないことを大事にしたい」と話す、倉科さん。今後の抱負は「一つ一つを大切にすること」だそう。ドラマでウミガメと接するうちに、「私もウミガメになりたい!って、思っちゃいました」。砂浜で卵を産んだウミガメは、海を渡って世界中を旅し、また卵を産みに戻ってくる。自分の中から生み出す力を持ち続けるウミガメの姿に、「いろいろな表現法で発信する、女優という仕事と重なるから」と話します。「一歩一歩成長を遂げていく、そんな姿を見守ってください」と、前向きな姿勢が印象的でした。

女優 倉科カナさん
NHK連続テレビ小説
「ウェルかめ」

月曜~土曜の午前8時15分~30分に
NHK総合テレビで放送。
出演はほかに石黒賢、羽田美智子、
大東俊介、室井滋ほか

NHK 連続テレビ小説一覧
HP:http://www9.nhk.or.jp/asadora/
PROFILE 女優 倉科カナさん

倉科 カナ

1987年、熊本市生まれ。2006年に「ミスマガジン」でグランプリに輝く。
グラビアを中心に、TV、映画、舞台等で活躍し、2009年度後期NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」のヒロインに抜擢される。

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