ホーム > 瀬戸マーレ vol.4 > 瀬戸内・魅力 まるかじり!明石海峡大橋「ブリッジワールド」
情報誌「瀬戸マーレ」

瀬戸内・魅力 まるかじり! 明石海峡大橋「ブリッジワールド」

海上約300mからの大パノラマ 最新技術の現場でどきどき体験

世界最長の吊橋・明石海峡大橋の主塔頂上まで上る明石海峡大橋「ブリッジワールド」。
第29代クイーン淡路の冨田英里奈さんと松井綾香さんが、スリルいっぱいの空中散歩を紹介します。

海面から約70m
維持作業用管理路を歩いて

明石海峡大橋「ブリッジワールド」は、世界最長の吊橋・明石海峡大橋を、「橋の科学館」や「舞子海上プロムナード」を経て高さ約300mの塔頂まで、隠された橋の技術や歴史についての紹介を聞きながら案内してもらうツアーです。明石海峡大橋を知り尽くしたツアー・リーダーが案内、所要時間約2時間半。

参加者は「橋の科学館」で橋についての説明を受けた後、「舞子海上プロムナード」から明石海峡大橋へ。道路の真下部分、維持作業用管理路を約1㎞、主塔を目指して歩きます。格子状の通路の約70m下には海面が広がり、スリルいっぱいです。

クイーン淡路の冨田さん(左)と松井さん(右)
クイーン淡路の冨田さん(左)と松井さん(右)。
塔頂から見える神戸の街。下を走る車がおもちゃのようです

ハッチを抜けて塔頂へ
ハッチを抜けて塔頂へ

クライマックスは海上約300mの感動体験

主塔部分に到着すると、ここから塔頂までは、10人乗りのエレベーターで約2分。狭い通路を抜け、天井のハッチから頭を出すと、そこは、海上約300mの塔の上。お天気が良い日は、遠く関西国際空港まで見渡せます。下を見ると、まっすぐ伸びた大橋の上には、おもちゃのような自動車が走っています。

「小学生だった開通当時、開通記念の橋上ウォーキングに参加したことを思い出します」と、南淡路出身の松井さん。同じく淡路出身の冨田さんも「帰省のたびに、バスで通っていますが、道路と共に、水道管や電話線などのライフラインも通っていることを知りました」と、橋の重要性を再認識していました。

道路の下にある、維持作業用管理路
道路の下にある、維持作業用管理路
明石海峡大橋「ブリッジワールド」

●実施/4月~11月の木・金・土・日曜日及び祝日の1日2回
【午前】受付:午前9時20分~9時30分 実施:午前9時30分~午後0時10分
【午後】受付:午後1時20分~午後1時30分 実施:午後1時30分~午後4時10分
●料金/大人3,000円(中学生は1,500円)
●申し込み/インターネット、ファックスで先着順
http://www.jb-honshi.co.jp/bridgeworld/ FAX/078(787)5110
●問い合わせ/078(784)3396「ブリッジワールド」事務局

橋の科学館

明石海峡大橋をはじめとする本州四国連絡橋の橋梁建設技術を、ライブラリーや3Dシアター、模型などでわかりやすく紹介しています。


●営業時間/午前9時15分~午後5時
※7月20日~8月31日は午後6時まで
※12月1日~2月28日は午後4時30分まで
●休館日/毎週月曜日(祝日と重なった場合は翌日)
12月28日~1月4日
●入場料/大人300円 小・中学生150円
●TEL/078(784)3339

橋の科学館

舞子海上プロムナード

明石海峡大橋の神戸側に設けられた体験型展望施設。海面を歩くような強化ガラス張りの遊歩道、展望ラウンジや展望広場など、眺望を存分に楽しむことができます。


●開館時間/午前9時30分~午後6時(ゴールデンウイーク・夏休みは午後7時まで)
●休館日/毎月第2火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~31日
●TEL/078(785)5090

大鳴門橋開通25周年

瀬戸内海と紀伊水道を両側に見て、鳴門海峡を一跨ぎする「大鳴門橋」。全長1,629mの吊橋が堂々たる姿を見せてから、2010年6月で25年となります。

この歳月の間には、技術の進歩や、当初の予想を超える環境の変化があり、兵庫県南部地震を契機として橋の耐震性を向上させるなど、さまざまな工夫が施されてきました。

また、2000年には、四国側橋台から、約500mの展望遊歩道「渦の道」を設置。真上から鳴門の渦潮を見ることが可能になりました。

うず潮を眺めることができる「渦の道」
うず潮を眺めることができる「渦の道」
渦の道

●開館時間/午前9時~午後6時 ※10月~2月は午前9時~午後5時、GW・夏休みは午前8時~午後7時
●休館日/3・6・9・12月の第2月曜日
●入館料/大人500円 中高生400円 小学生250円
●TEL/088(683)6262

華麗な花と多彩なイベント 淡路花博2010「花みどりフェア」

淡路花博2010「花みどりフェア」が、〝人と自然の新たなコラボレーション〟をテーマに開催されます。メイン会場は淡路夢舞台と淡路島国営明石海峡公園。同公園では、72日間の会期中、「フラワーアイランドパーティー2010」を開催。まずは、「チューリップアイランドパーティー」からスタートします。

淡路夢舞台温室「奇跡の星の植物館」では、〝花あそび~伝統から未来へ~〟をテーマに、独創的なフラワーショーが展開されます。
ほかに、「あわじ花さじき」や「パルシェ香の館・香の湯」「淡路ワールドパークONOKORO」など、12スポットが、サテライト会場になっています。

2010年5月1日(土)~3日(祝・月)には、「食の島〝あわじ〟うまいもんフェア」が、淡路夢舞台芝生広場で行われ、淡路島牛丼や淡路島バーガーなど、人気のご当地グルメも登場予定。

雄大な淡路島国営明石海峡公園
雄大な淡路島国営明石海峡公園
淡路花博2010 「花みどりフェア」

●期間/2010年3月20日(土)~5月30日(日)
●入場料/メイン会場無料。会場内の既存施設やサテライト会場の一部は有料。
「奇跡の星の植物館」など、6施設の入場券がセットになった、お得なパスポート(大人1,800円、小人600円)を発売中。
●問い合わせ
TEL/0799(75)2340(財)淡路島くにうみ協会

淡路花博2010 「花みどりフェア」
TOPに戻る

体験スポット~小豆島編~

小豆島で、特産品の素麺と、ハーブ作りが体験できるスポットを紹介します。

手延べそうめん館(小豆島ふるさと村)

手延べの醍醐味 はし分け作業を

伝統の小豆島手延べ素麺「島の光」の製造工程を見学できます。前日に仕込まれた素麺を伸ばし、はし分けなどの作業を体験することができます。同館を運営する西山麺業代表・西山誠さんの名解説も楽しみ。

出来立ての素麺は、味わいコーナーでいただくことができます。展示販売コーナーでは、西山麺業製「島の光」を購入できるほか、島の名産品が多数あります。所要時間は約30分~40分。

意外と力が要る、はし分け作業
意外と力が要る、はし分け作業
手延べそうめん館(小豆島ふるさと村)

●住所/香川県小豆郡小豆島町室生1-1
●TEL/0879(75)0044
●営業時間/午前9時~午後4時30分
月曜定休
※体験は午後0時30分~1時30分
●料金/1人500円。要申し込み

手延べそうめん館(小豆島ふるさと村)

小豆島オリーブ公園 ハーブクラフト館ミロス

季節ごとのハーブでオリジナルの作品を

小豆島オリーブ公園にあるチャペル風の建物が「ハーブクラフト館ミロス」。同館では季節のハーブを使って、ポプリやリースを作るクラフト体験ができます。

ハーブに詳しい講師が、それぞれのハーブの特徴や効能を解説しつつ、丁寧に指導してくれるので、子供からお年寄りまで、楽しくオリジナルの作品を作れます。所要時間は約30分。
ほかにも多彩なイベントを実施。

思い思いの作品を作って、旅の思い出に
思い思いの作品を作って、旅の思い出に
ハーブクラフト館ミロス

●住所/香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
●TEL/0879(82)2200
●開園時間/午前8時30分~午後5時。無休
●料金/材料費530円~。要予約。入園無料

(写真左)ポプリとハーブリース(写真右)ハーブ作り体験ができるクラフト館ミロス
(写真左)ポプリとハーブリース(写真右)ハーブ作り体験ができるクラフト館ミロス

体験スポット~しまなみ編~うずしおを船で体験

村上水軍が活躍し、古来から、航海の難所と言われた、瀬戸内海のしまなみエリア。
潮流とうずしおを、船に乗って間近に観察できる潮流体験が人気です。

来島海峡急流体験 急流観潮船

巨大な来島海峡大橋や造船の町・今治の風景を堪能

鳴門海峡、関門海峡と並ぶ日本三大急潮のひとつが来島海峡。干満差の最大時には、落差2mにもなります。大潮のときには、直径10m以上の八幡渦と呼ばれる巨大な渦が発生します。

約4kmにおよぶ巨大な世界初の三連つり橋「来島海峡大橋」の下をくぐる瞬間は圧巻。造船都市・今治市の波止浜地域にある筥形湾では、クレーンがそびえ、船の修理や建造する光景が見られます。

下田水港発着。所要時間は約40分。

来島海峡大橋は下から見ても、迫力満点
来島海峡大橋は下から見ても、迫力満点
来島海峡急流体験 急流観潮船

救命胴衣を着けて潮流の速さを体感。


●2日前までに予約・問い合わせ/
0898(25)7338 道の駅しまなみ

●当日、前日の予約・問い合わせ/
0897(84)3710 よしうみいきいき館(乗船券販売所・のりば)
(12月~2月は団体予約のみ運航)

●料金/中学生以上1,000円、小学生500円、小学生未満無料。要予約

来島海峡急流体験 急流観潮船
よしうみいきいき館

●住所/今治市吉海町名4520-2 ●営業時間/午前9時~午後4時頃
●HP/http://www.imabari-shimanami.jp/

宮窪瀬戸 潮流体験

天然の要塞で、国指定史跡の能島城跡や、〝船も折れる〟と言われたほどの荒々しい急流地帯の船折瀬戸、そして見近島、伯方・大島大橋をめぐる迫力のクルージング。

島に住むといわれる金鶏の声を正月に聞くと幸せになれるという伝説の残る〝鶏小島〟や、迷い込んだクジラを助け出したとされる「日本昔ばなし」にもなった〝鯨地蔵〟など、不思議な魅力もたっぷり。さまざまな歴史ロマンに浸れそうです。

村上水軍博物館前発着。所要時間約40分。

約30分の潮流体験に出発
約30分の潮流体験に出発
宮窪瀬戸 潮流体験

●予約・問い合わせ/0897(86)3323
物産館兼魚食レストラン 能島水軍
●住所/今治市宮窪町宮窪1293-2
●営業時間/午前9時~午後4時(2人から随時運行)
●料金/中学生以上1,000円、小学生500円、小学生未満無料
※10人以上の場合は要予約
月曜定休(祝日の場合は翌日)

(写真左)鯨地蔵(写真右)荒々しい急流地帯をクルージング
(写真左)鯨地蔵(写真右)荒々しい急流地帯をクルージング

潮の干満で、海面に傾斜が発生した際に、高い方から低い方へと水が流れていく動きが潮流。傾斜角度があるほど潮流は早くなり、うずしおが発生します。瀬戸内海のしまなみ近辺では、最大10ノット(時速約18㎞)の潮流がうずまきます。満月や新月の日は、特に海面の高低差が大きく、潮流も早くなるそうです。

TOPに戻る