穏やかな波間を水しぶきを上げてフェリーが進む。小豆島までしばしのクルージングだ。大小さまざまな島や行き交う船が見え、ずっと眺めていても飽きない。時々近づいてくるカモメと戯れていると、ひときわ大きな島影が見えてきた。あれが小豆島?瀬戸内海で淡路島についで大きな島だけれど想像以上だ。
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小豆島でオリーブ栽培が始まったのは1908年。農商務省からの委託で香川県、三重県、鹿児島県で試験栽培が行われ、成功したのが小豆島だけだった。雨が少なく温暖な気候と、日照時間が長く、水はけのいい南向き斜面に栽培したのが良かったのだとか。その発祥の地が小豆島オリーブ公園として整備され、ここで毎年秋にオリーブ収穫祭が開催される。オリーブ収穫なんてなかなか体験できるもんじゃない。いっぱい摘むぞ!