平成26年11月29日(土)、明石海峡大橋と明石海峡を目の前に臨む「橋の科学館」において、講演会が開催されました。

当日、川田工業株式会社 鋼構造事業部 営業統括部 部長 小玉 芳文氏から、「恐竜橋を架ける-東京ゲートブリッジの大型起重機船による大ブロック一括架設-」について講演して頂きました。

小玉氏は、東京ゲートブリッジの架設工事をはじめ、瀬戸大橋「番の州高架橋トラス」、名港トリトン「名港東大橋」の架設工事に従事されました。

講演会は、番の州高架橋トラス及び名港東大橋の架設工事について、当時の工事状況を振り返るところから始まりました。

東京ゲートブリッジの架設工事については、橋梁形式の選定理由、大ブロック地組立作業、大型起重機船3隻相吊りによる大ブロック一括架設工事、中央径間トラス及び箱桁ブロックの一括架設などについて、動画や画像を交えながらわかりやすく説明していただきました。
特に大ブロック一括架設作業については、「大型起重機船3隻相吊りによる架設作業は過去に3例しか事例がなく、今回も16年ぶりの作業となった。」など、大ブロック架設工事がいかに大規模であり、大変な作業であったかを説明していただきました。

参加者からは、「大型起重機船3隻相吊りによる浜出し・架設の際の荷重管理について、潮位の干満差に対し、どのような対応をしたのか。」等の質問がありました。

橋梁形式選定理由について   大型起重機船3隻による大ブロック架設の様子
橋梁形式選定理由について
(東京ゲートブリッジ)
大型起重機船3隻による大ブロック架設の様子
(東京ゲートブリッジ)
会場の様子   参加者からの質問に答える小玉氏
会場の様子 参加者からの質問に答える小玉氏

次回は平成27年1月17日(土)開催です。 詳細はこちらをご覧ください。